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月窓公の降龍墨絵

更新日:2025年4月25日更新 印刷ページ表示
 
名称 月窓公の降龍墨絵(げっそうこうの こうりゅう ぼくが)
指定種別 市指定
種別 有形文化財(絵画)
指定年月日 昭和47年9月14日
数量 1幅
所有者 宗真寺

概要

宗真寺は、河辺町河都とにある曹洞宗の寺院で、慶長6(1601)年に内子の高昌寺(こうしょう じ)の末寺として現在地に建立されました。

本画は、紙本墨画(しほん ぼくが)の降龍図で、雲の晴れ間に姿を見せた龍の全身が細かな筆致で描かれています。

本紙の大きさは、縦128.5㎝、横52.0㎝で、右下の落款には「月窓」と記されています。

月窓は、大洲藩2代藩主・加藤泰興(1611~1678)の号として知られています。

寺の伝えによると、浮穴村(うけな むら、現在の北平、川上、西予市野村町惣川)が大飢饉となり、泰興はその巡視の際に宗真寺に宿泊し、後日その記念に自ら描いた本画を寺に贈ったとされています。

現在のところ、泰興の書画作品は本画が唯一であり、泰興の画業を知る上で大変貴重な作品といえます。​

写真

降龍図 月窓公の降龍墨絵