如法寺山頂巨石遺跡
印刷用ページを表示する 掲載日:2022年7月1日更新
名称 | 如法寺山頂巨石遺跡(にょほうじ さんちょう きょせき いせき) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 昭和31年9月30日 |
所在地 | 大洲市田口 |
所有者 | 大洲市 |
概要
この遺跡は、冨士山(標高約320m)の頂上付近に所在する2つの巨石からなるもので、山麓にある如法寺を開山した盤珪永琢(ばんけい ようたく)禅師が座禅を行ったとの伝承から「座禅石」とも呼ばれています。
2つの石はいずれも平石で、ひとつは長さ3.2m、幅2.2m、厚さ0.8mと、もうひとつは長さ約2.2m、幅1.5m、厚さ0.7mの巨石です。
その性格は明らかになっておらず、祭壇石(さいだん いし)や支石墓(しせき ぼ)といった説もありますが、人工的なものであるかどうかでさえ謎のままです。
昭和3(1928)年には、高名な人類学者である鳥居龍蔵(とりい りゅうぞう)博士によって「高山ニシノミヤ巨石遺跡」(市史跡)などとともに調査が行われ、全国的にも話題になりました。
この調査がその後の本市の古代史研究に与えた影響は大きく、学史的に重要な遺跡といえます。
写真
如法寺山頂巨石遺跡