笹の森城跡
印刷用ページを表示する 掲載日:2022年4月15日更新
名称 | 笹の森城跡(ささのもり じょうせき) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 昭和49年4月6日 |
所在地 | 大洲市肱川町中居谷277 |
所有者 | 個人 |
概要
笹の森城跡は中世の山城で、肱川町中居谷地区の西部にあり京の森(標高約548m)からのびる尾根の先端部に位置しています。
谷を挟んだ東側には、同じく山城の橘城跡(大洲市指定史跡)があります。
城の規模は約80×40mで、曲輪(くるわ、山を削平した平坦面)は3面あります。
最上部の曲輪には土塁(防御壁)が盛られ、尾根筋を切り取って敵の侵入を防いだ堀切(ほりきり)も設けられています。
江戸時代に編纂(へんさん)された『大洲旧記』によれば、「城の背後にある高い山から射下される矢を防げない」という弱点があったため、城主の冨永氏が19代目のときに橘城へ移ったと記されています。
永治年間(1141~1142年)に築城されたとも伝わり、市内では最も古い城とされています。
写真
笹の森城跡