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木造薬師如来坐像

更新日:2022年4月15日更新 印刷ページ表示
 
名称 木造薬師如来坐像(もくぞう やくし にょらい ざぞう)
指定種別 市指定
種別 有形文化財(彫刻)
指定年月日 昭和40年1月1日
数量 1躯
所有者 圓満寺

概要

この像は、久米地区に所在する圓満寺(えんまん じ)で、本尊の木造薬師如来坐像(もくぞう やくし にょらい ざぞう、市指定有形文化財)の脇仏(わき ぼとけ)として祀られている仏像です。

像高42.2cmと小ぶりですが、頭部の螺髪(ら ほつ、巻貝の殻のようにぐるぐると巻いた髪型)は、大きめにつくられており、正面の髪際は下を向き大きくうねった形をしています。

また、屈曲に強く刻んだ着衣の衣文(えもん)は、南北朝時代後半から室町時代初期にかけての作風を顕著に表しています。

平安時代後半(12世紀前半ごろ)の作品である本尊と比べると時代は新しいものですが、南北朝から室町初期の典型例とされることからも、貴重な仏像といえます。

写真

木造薬師如来坐像 木造薬師如来坐像