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名称 | 長浜大橋(ながはま おおはし) |
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指定種別 | 国指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 平成26年12月10日 |
数量 | 1基(附 旧開閉用電動機械装置 一式) |
所在地 | 大洲市長浜 |
所有者 | 愛媛県・大洲市 |
長浜大橋は、愛媛県内最大の河川である肱川の河口に架橋された、バスキュール(跳開)式道路可動橋です。
現役で動く道路可動橋としては、国内最古であり、唯一のものです。
現在は、橋全体が赤く塗装されていることから、「赤橋」の愛称で親しまれています。
この橋の全長は232.3m、幅員6.6mで、橋中央部分が開閉する構造になっており、開閉部分は18mになります。
開閉部分上部にある82トンのカウンターウェイト(釣合いを取るための重り)によって、可動桁をスムーズに動かすことができるため、少ない電力で開閉できるようになっています。
この可動桁を動かした開閉用電動機械装置は、平成12(2000)年に交換されるまで稼動し、こちらも国重要文化財に指定されています。
この機械装置は、現在、長浜ふれあい会館にて展示されています。
かつて、長浜が木材の集散地として隆盛した当時、県議会議長であった西村兵太郎(にしむら ひょうたろう)が架橋を推進し、昭和8(1933)年11月起工、昭和10(1935)年8月に完成しました。
西村兵太郎は、このほかにも、長浜町庁舎建設、愛媛鉄道の開通、長浜港の改修整備、上水道の新設など、様々な業績を残しており、長浜の発展を今に伝えています。
長浜大橋 開閉の様子
長浜大橋 遠景
旧開閉用電動機械装置