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名称 | 旧大洲商業銀行本店 本館1棟・倉庫2棟(きゅう おおず しょうぎょうぎんこう ほんてん ほんかん いっとう・そうこ にとう) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 平成3年8月30日 |
数量 | 本館1棟・倉庫2棟 |
所在地 | 大洲市大洲60 |
所有者 | 大洲市 |
「おおず赤煉瓦館」と呼ばれるこれらの建物は、大洲商業銀行として明治34(1901)年に建築されました。
この当時の大洲地域は、木蝋(もくろう)の製造や製糸(せいし)のほか、肱川の舟運による流通の拠点として隆盛を極めた時代で、大洲商業銀行は、主に製糸業への資金を円滑に運営する目的で設置されました。
建物は外壁を煉瓦造りとし、屋根を寄棟造りの瓦葺きとした和洋折衷の特徴的な外観となっています。
また、乾燥繭(かんそう まゆ)を保管するための倉庫2棟を付属しているのも大きな特徴で、これは製糸業者への貸し付けにあたって繭を抵当に入れていたことによるものです。
当時の大洲地域の隆盛と近代化を象徴する貴重な建物といえます。
旧大洲商業銀行本店 外観