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名称 | 予子林客神社牛鬼 一式(よこはやし きゃく じんじゃ うしおに いっしき) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形民俗文化財 |
指定年月日 | 平成3年11月5日 |
所有者 | 客神社 |
南予地方の多くのお祭りで見られる牛鬼は、面が牛とも鬼ともつかない形相で、胴体は牛をかたどった山車(だし)の一種です。
肱川町予子林地区(旧宇和島藩領)の客神社では、例年11月9日に行われる秋季祭礼で、神輿渡御(みこし とぎょ)の先頭に立ち、露払いなどの役を担います。
客神社の牛鬼は鬼面(頭)のほか、胴体(竹製)・剣状の尻尾(木製)・竹笛が残されています。
客神社祭礼の牛鬼がいつから始まったのかは不明ですが、現存する鬼面は江戸時代製作と伝えられています。
客神社の鬼面は、角の先端が内側に曲がっている点に特徴があり、牛鬼の鬼面の地域差を知る上でも貴重です。
現在は、昭和30年頃に製作された複製品が使用されていますが、古い牛鬼は神輿庫に設けられた展示室に納められており、見学できます。
予子林客神社の牛鬼