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中江藤樹筆 孝字并釈

更新日:2025年4月25日更新 印刷ページ表示
名称 中江藤樹筆 孝字并釈(なかえとうじゅ ひつ こうじ ならびに しゃく )
指定種別 市指定
種別 有形文化財(書跡)
数量 1幅
指定年月日 昭和41年11月3日
所有者 個人

概要

この書は中江藤樹(1608~48)の直筆で、本紙の大きさは縦45.2㎝、横56.5㎝の紙本横幅の掛け軸です。

1文字のみ大きく書かれた「孝」字の左には7行にわたって孝の解釈が漢文で述べられており、そこには、常に戒めて、親は当然のことながら周りの人々に愛敬の誠を尽くすべきだ、と藤樹思想の根本である「孝」について、端的に述べられています。

江戸時代中期の記録によれば、家老の加藤氏が所蔵していたものと書かれています。

江戸期から大洲に残されていた由来がわかる資料であること、また藤樹の遺墨の中でも、この孝の文字のような大書は少なく、かつ力強い筆跡で、書としての出来栄えも良く、注目すべき作品といえます。 ​

写真

 孝字并釈 孝字并釈