大越のクワ
印刷用ページを表示する 掲載日:2023年5月1日更新
名称 | 大越のクワ(おおこしの くわ) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 天然記念物 |
指定年月日 | 平成14年9月18日 |
所在地 | 大洲市長浜町大越甲478 |
所有者 | 個人 |
概要
この木は、長浜町大越地区にあり、肱川下流部右岸の皿が森(標高612m)の南側中腹にあります。
民家そばの斜面に生長しており、樹高は約11m、枝張りが東西約15m、南北約13mの規模で、推定樹齢は約150年を数えます。
クワは建築材などとして利用されたほか、葉はカイコ(蚕(かいこ))の餌となりました。
養蚕(ようさん)は近代大洲の発展を支えた重要な産業のひとつで、クワも頻繁に植え替えられました。
そのため、これほどの規模に生長するまで残されたクワは希少といえます。
市の天然記念物に指定されたクワのなかでは最も古く、大洲の養蚕製紙(せいし)の歴史を物語る樹木として重要です。
写真
大越のクワ