ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > わがまちの文化財 > 備前焼大甕

本文

備前焼大甕

更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示
 
名称 備前焼大甕(びぜんやき おおがめ)
指定種別 県指定
種別 有形文化財(工芸品)
指定年月日 昭和41年4月5日
数量 1口
所在地 大洲市手成
所有者 西禅寺

概要

西禅寺は、肱川の支流河内川の上流にある手成地区に位置し、康永2(1343)年、瀧之城主である津々喜谷(つづきや)氏の菩提寺として創建された寺院です。

この大甕は、高さ90㎝、口径49㎝、胴径74㎝の大きさで、貞治2(1363)年の銘が刻まれています。

嘉永6(1853)年、開祖塔(かいそ とう)再建の際、塔下より発見され、甕の中からは坐禅姿の白骨が見つかりました。

寺では、開山の真空妙応(しんくう みょうおう)禅師が入寂(にゅうじゃく、僧侶が亡くなること)したものと伝えられています。

室町時代初期に焼成されたこの大甕は、市内でも古いもので、完全形として残っている点からも貴重で、西禅寺開山の歴史を伝える資料として価値の高いものといえます。

写真

備前焼大甕 備前焼大甕