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名称 | 韓魏公集版木 附 収納箱(かん ぎ こうしゅう はんぎ つけたり しゅうのう ばこ) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(歴史資料) |
指定年月日 | 平成23年6月27日 |
数量 | 韓魏公集版木608点、収納箱11箱 |
所在地 | 大洲市中村618の1(大洲市立博物館内) |
所有者 | 大洲市 |
『韓魏公集』とは、中国の北宋時代(960~1127年)の政治家・韓埼(かんき、1008~1075年)が著した書籍です。
韓埼を崇敬した大洲藩10代藩主・加藤泰済(かとう やすずみ)は、日本で刊行されていなかったこの書籍を、大洲藩で刊行しようと考え、文政9(1826)年から11代藩主・泰幹(やすもと)の代までの約20年間で、全21冊になる書籍を刊行しました。
この書籍の印刷には、文字や絵を彫った版木と呼ばれる板が使われましたが、印刷のたびに摩耗するため、印刷終了後は破棄されたり、削られて再利用されたりすることが一般的でした。
この版木は608点にものぼり、全冊分欠けることなく収納箱も揃って残されていることは稀で、たいへん貴重な歴史資料といえます
韓魏公集版木、収納箱