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紺紙金字大般若経

更新日:2022年4月15日更新 印刷ページ表示
 
名称 紺紙金字大般若経
指定種別 市指定
種別 有形文化財(書跡)
指定年月日 昭和40年1月1日
数量 1巻
所有者 龍護山曹渓院

概要

大般若経とは、「大般若波羅密多経(だい はんにゃ はら みた きょう)」の略称で、すべて揃うと600巻にもおよぶ膨大な経典です。

この経典は、6枚が継がれた紺紙(こんし、紺色に染めた紙)に、銀泥(ぎんでい、銀粉を膠(にかわ)で溶いた顔料)で1.7cm幅の罫線を引き、その中に経文を金泥(こんでい)で書いたものです。

経典の末尾にある奥書(文書などの来歴を記したもの)によれば、嵯峨(さが)天皇と弘法大師の手によるものと伝えられます。

このほか、元来は常陸(ひたち)国の根本寺(こんぽん じ)が所蔵していたとされ、明治2(1869)年に龍護山曹渓院の住職であった樵禅(しょうぜん)和尚が、散在していた一部を入手したとも記されています。

平安時代の作品とされるこの経典は、市内においてもっとも古い写経であり、歴史的な点からみても貴重な書跡です。

写真

紺紙金字般若経 紺紙金字大般若経