旧松井家住宅主屋
印刷用ページを表示する 掲載日:2022年4月15日更新
名称 | 旧松井家住宅主屋(きゅう まつい け じゅうたく しゅおく) |
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指定種別 | 有形文化財(建造物) |
指定年月日 | 平成28年5月30日 |
数量 | 1棟 |
所在地 | 大洲市柚木317 |
所有者 | 大洲市 |
概要
この住宅の建築主である松井傳三郎(まつい でんざぶろう、1870~1920)と松井國五郎(まつい くにごろう、1875~1945)の兄弟は、フィリピンのマニラで貿易会社を経営して大きな財をなした人物です。
この住宅は、故郷に別荘を建築しようと計画した兄・傳三郎の遺志を継いで、大正15(1925)年に弟・國五郎が完成させたものです。
肱川随一の景勝地である臥龍を見晴らす台地に立地し、裏山の岩盤からしみ出す水を利用していたことから「盤泉荘(ばんせん そう)」とも称されました。
東南アジアから輸入された貴重な南洋材を使用したほか、当時の日本家屋には珍しいバルコニーや、鬼瓦に松井國五郎の頭文字「K.M」を刻んだものを採用するなど、貿易業を営んだ建築主らしい国際色豊かな特徴がみられます。
写真
旧松井家住宅主屋