高尾城跡
印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月1日更新
名称 | 高尾城跡(たかお じょうせき) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 昭和49年3月16日 |
所在地 | 大洲市肱川町西1 |
所有者 | 個人 |
概要
高尾城跡は、鹿野川ダム湖の西側、西予市野村町に接する高雄山の山頂(標高約389m)に位置します。
戦国時代、北之川親安(きたのかわ ちかやす)の家臣である兵頭左衛門(ひょうどう さえもん)が城主となりますが、天正9(1581)年、土佐の長宗我部氏によって、周辺の猿ヶ滝城(さるがたき じょう)や白石城などとともに落城されたと伝えられます。
この城跡は4つの曲輪(くるわ)で構成されており、最上部の曲輪からは、完全な形の鉄製茶釜が出土したと伝えられています。
茶の湯で用いる湯沸し具と考えられ、釜の耳(環付)には、竹の節の意匠が凝らされています。
この釜のほか、同時に刀も発見されたと伝えられており、何らかの意図で埋められていた可能性があります。
写真
高尾城跡
茶釜