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名称 | 伊達宗紀公の墨跡(だて むねただ こう の ぼくせき) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(書跡) |
数量 | 1幅 |
指定年月日 | 昭和63年1月7日 |
所在地 | 大洲市河辺町植松 |
所有者 | 個人 |
この墨跡には、中心に「須佐之男命(すさのおのみこと)」の文字、左右に「戊子歳正三位(つちのえねのとし しょうさんみ)」「伊達宗紀書」の落款(らっかん)が書かれています。
宇和島藩7代藩主であった伊達宗紀は、宇和島藩の藩政改革を実施し、藩の財政を立て直したほか、現在は国の名勝に指定されている「天赦園(てんしゃえん)」を築庭し、ここを隠居所としています。
晩年は、趣味の書を日課としていたそうで、明治22(1889)年、当時としては異例の98歳という長寿で亡くなりました。
この作品は、「戊子歳」の表記から、宗紀が亡くなる1年前(明治21年)に書かれた作品とわかります。
大洲市内には、書画・詩文に優れた伊達宗紀の晩年の墨跡が少ないことから、歴史的に価値のある作品といえます。
伊達宗紀公の墨跡