刀 銘 南予圀良於東武作之天保九年中秋吉日
印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月1日更新
名称 |
刀 銘 南予國良 於東武作之 天保九年仲秋吉日 |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(工芸品) |
数量 | 1口(ふり) |
指定年月日 | 昭和41年11月3日 |
所有者 | 個人 |
概要
この刀は、大洲藩お抱え刀匠・岡本家の7代圀良が鍛えたもので、長さは71.5cmになります。
刀身の茎(なかご、刀の下部で柄に覆われる部分)には、「於東武作之」「天保九年仲秋吉日」の銘文が刻まれています。
この天保9(1838)年は、圀良がちょうど江戸に出た年に当たります。
圀良の刀は、江戸では「大洲正宗」と称され、切れ味抜群で評価も高かったといわれています。
このため、現存する圀良が鍛えた刀は、愛媛県をはじめ松山市や伊予市でも指定文化財にされています。
この刀は、刀身の美術的価値だけではなく、資料的価値も高い刀といえます。
写真
刀 銘 南予國良 於東武作之 天保九年仲秋吉日