木造阿弥陀如来立像
印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月1日更新
名称 | 木造阿弥陀如来立像(もくぞう あみだにょらい りゅうぞう) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(彫刻) |
数量 | 1躯 |
指定年月日 | 昭和46年7月30日 |
所有者 | 壽永寺 |
概要
慈覚大師(じかく だいし)の作と伝えられるこの木像は、もともとは大洲市中村の安西堂に安置されていましたが、現在は壽永寺に移されています。
この像は、ヒノキとみられる針葉樹の一材から作られていて、像高は96.7cmあります。
椀型の肉髻(にっけい、仏像の頭頂上の隆起した部分)、伏し目がちの穏やかな表情、両脚間の衣文がX字形になっている点などから、12世紀の典型的な仏像の作風を表しています。
仏像が多量に造られたこの時代、この像と同様の大きさの像が、おびただしいほど造られています。
しかし、この像はとりわけ洗練されたできばえで、市内にある阿弥陀如来立像のなかでも、最も品位の高い仏像であると評価できます。
写真
木造阿弥陀如来立像