絵馬「鞍馬山中牛若丸図」
印刷用ページを表示する 掲載日:2020年4月1日更新
名称 | 絵馬「鞍馬山中牛若丸図」(えま「くらま さんちゅう うしわかまる ず」) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(絵画) |
数量 | 1面 |
指定年月日 | 平成16年9月9日 |
所有者 | 住吉神社 |
概要
この絵馬を所有す住吉神社は、長浜町の中心部の東側にあります。
江戸時代、参勤交代の際には、大洲藩主がみずから参詣するなど、歴代藩主の信仰を受けた神社です。
この絵馬は、縦147cm、横265cmにもなる大きさで、大洲藩の御用絵師であった若宮養徳(わかみや ようとく)が描いたものを、文化10(1813)年、神社の氏子が海上安全を祈願して神社に奉納したものです。
板面には、平家に捕らえられ鞍馬山に幽閉された牛若丸(のちの源義経)が、山に住む大天狗「鞍馬天狗」から武芸を習ったとされる一場面が描かれています。
市内に残る絵馬のうち、御用絵師の若宮養徳が描いたものは少なく、また、金粉が施され装飾性も高いことから、歴史的、美術的に貴重な資料といえます。
写真
絵馬「鞍馬山中牛若丸図」