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名称 | ハルニレ(はるにれ) |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 天然記念物 |
指定年月日 | 昭和39年3月27日 |
所在地 | 大洲市東宇山乙153 |
所有者 | 法圓寺 |
この木は、肱川右岸の感応寺山(標高688.6m)南西部にある小高い丘の上で、雑木に交じって自生しています。
樹高は約15mで、枝張りは東西約24m、南北約18mを測り、樹齢は約400年と推定されます。
ハルニレのことを、市内では「ネレノキ」「オンニレ」とも呼びます。
ハルニレは本来、北海道や東北など日本列島北部が分布の中心で、中・四国は分布の南限にあたります。
しかし、分布の南限にもかかわらず、推定樹齢が約400年になる巨樹にまで生長する例は極めてめずらしく、県内では他に例がありません。
こうした希少性だけでなく、ハルニレの特徴や周辺の植生を考えるうえでも重要な1本といえます。
ハルニレ