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名称 | 新谷藩金蔵(にいやはん かなぐら) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(建造物) |
数量 | 1棟 |
指定年月日 | 昭和56年3月7日 |
所有者 | 大洲市 |
この建物は、白漆喰(しろ しっくい)塗りで約4m四方ほどの小ぶりな蔵ですが、江戸時代には新谷藩の金蔵として使用されていました。
鬼瓦や軒下の妻飾りには、新谷藩主・加藤家の家紋である「蛇の目紋」や「上り藤紋」があしらわれています。
江戸時代、金蔵があった一帯には、新谷藩の会所(現在の役所)が置かれていて、金蔵はこの会所の付属建物として使用されていました。
明治以降は新谷村役場となり、役場の重要書類の保管倉庫として使用されていました。
現在、新谷藩に関係する建物として残っているのは、この金蔵と、新谷小学校内に所在する「麟鳳閣(りんぽうかく)」(愛媛県指定文化財)のみで、いずれも新谷藩の歴史を伝える貴重な建造物といえます。
新谷藩金蔵