本文
名称 | 中江藤樹の邸跡(なかえとうじゅの やしきあと) |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 昭和23年10月28日 |
所在地 | 大洲市大洲737(愛媛県立大洲高等学校内) |
所有者 | 愛媛県 |
市内にある藤樹の邸跡(やしきあと)は、現在の大洲小学校と大洲高等学校との2カ所にあったと伝えられています。
大洲高等学校内にある当邸跡は、中江藤樹が青年期 を過ごしたとされ、その庭先には藤樹が使ったと伝えられる井戸が残り「中江の水」と称されています。
敷地内には、昭和14(1939)年、大洲出身の窪田哲二郎(くぼた てつじろう)工学博士からの寄付で建てられた「至徳堂(しとくどう)」が あります。
この「至徳堂」は、藤樹邸址であることを 誇りとし、師弟とともに学問を学び、精神をみがくための道場です。
また、前庭には藤樹書院(中江藤樹が小川村(現在の滋賀県高島市)で開いた私塾)から分けられた「遺愛の藤」なども植えられています。
当邸跡は、現在も藤樹の遺徳や教えを顕彰し続け ている大洲にとって、藤樹の教えを学ぶ上で大変重要な場所といえます。
中江藤樹の邸跡 外観