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藤樹真筆藤樹筆大坪流十一ヶ条並びに川田雄琴奧書

更新日:2019年4月19日更新 印刷ページ表示

名称

藤樹筆大坪流十一ヶ条並びに川田雄琴奧書(とうじゅ しんぴつ おおつぼりゅう じゅういちかじょう ならびに かわたゆうきん おうしょ)

指定種別 市指定
種別 有形文化財(書跡)
数量 1点
指定年月日 昭和46年8月30日
所在地 大洲市中村618の1(大洲市立博物館内)
所有者 大洲市

概要

この資料は、中江藤樹が書いた「大坪流馬術の十一ヶ条」に、寛延3(1750)年、大洲藩の儒臣(じゅしん)・川田雄琴(かわた ゆうきん)が、藤樹の真筆であると鑑定したものです。

大洲藩5代藩主・加藤泰温(かとう やすあつ)の馬術師範を務めた小林次秀(100石)が当資料を求めたところ、大野家から譲られたと奥書に記されています。

延享2(1745)年、領内で発生した火災によって、多くの藤樹の真筆が失われました。

これを憂いた川田雄琴は、門人らとともに領内に残る藤樹真筆の集録をはじめます。

こうした雄琴の活動は、領内における藤樹真筆への敬仰(けいぎょう、敬い尊ぶこと)を高めるきっかけとなりました。

この資料は、江戸時代に大洲藩教学の礎を築いた、中江藤樹と川田雄琴との筆跡が1つの文書に収められているだけではなく、大洲藩が川田雄琴を中心に陽明学を推進するなかで、藤樹を重要視しようとしたことをうかがうことのできる、貴重な資料といえます。

写真

 藤樹筆大坪流十一ヶ条 藤樹真筆大坪流十一ヶ条