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東宇山のクワ

更新日:2019年4月19日更新 印刷ページ表示
名称 東宇山のクワ(ひがしうやまの くわ)
指定種別 市指定
種別 天然記念物
指定年月日 昭和63年12月21日
所在地 大洲市東宇山甲37
所有者 個人

概要 

本樹は、五郎・春賀地区の間にそびえる感応寺山(かんのうじさん、標高688m)の、南面中腹に位置します。

推定樹齢約100年を数え、幹周約1.8m、樹高約13mを測り、市内のクワとしては最大級の大きさです。

クワの葉は、カイコの餌として古くから重用され、養蚕業(ようさん ぎょう)には必要不可欠なものです。

また、熟すと紫黒色になる果実は、ジャムや果実酒などに利用され、根皮は生薬として利用されるなど、クワは人びとの生活と関わりの深い樹木といえます。

大洲は、明治期から昭和初期にかけて、養蚕・製糸業で大きく栄えたため、各地にクワが植えられましたが、現在では見ることが少なくなりました。

本樹は樹齢からみて、この養蚕・製糸の発展期に芽生えたと考えられ、大洲の近代産業を支えた養蚕・製糸の歴史を表す象徴的な樹木といえます。

写真

東宇山のクワ 東宇山のクワ

位置図