旧加藤家住宅主屋
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年4月19日更新
名称 | 旧加藤家住宅主屋(きゅう かとうけ じゅうたく しゅおく) |
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指定種別 | 国登録 |
種別 | 有形文化財 |
数量 | 1棟 |
登録年月日 | 平成19年7月31日 |
所在地 | 大洲市大洲字三ノ丸848-1 |
所有者 | 大洲市 |
概要
この住宅は、旧大洲藩主の末裔である加藤泰通(かとう やすみち)が、大正14(1925)年に建築した住宅です。
泰通は、侍従(じじゅう)・式部官(しきぶかん)などを歴任後、貴族院議員として国政に参画した人物で、後に大洲市初の名誉市民となります。
住宅は当初、市内にある加藤家の財産管理などをおこなう事務所や、帰省時の居所として使用されますが、戦後は泰通の隠居所(いんきょじょ)となります。
木造2階建の寄棟造(よせむね づくり)で、2階は三方を縁側とし、雨戸部分をガラス障子とした開放的な造りとなっていて、旧大名家の住宅らしい格式の高さや、西洋風のモダンさが随所にみられます。
この住宅は、戦前の高級住宅と評価され、大洲を代表する近代和風建築の一つといえます。
写真
旧加藤家住宅主屋 外観