柚木のエノキ樹叢
印刷用ページを表示する 掲載日:2019年4月19日更新
名称 | 柚木のエノキ樹叢(ゆのきの えのきじゅそう) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 天然記念物 |
指定年月日 | 昭和47年5月2日 |
所在地 | 大洲市柚木字久保 |
所有者 | 国有 |
概要
江戸時代、相次ぐ肱川の水害を軽減するため、大洲藩は防水林の整備を進めました。
これら防水林は「御用藪(ごようやぶ)」と呼ばれ、現在も肱川流域に多く残されています。
新冨士(しん とみす)橋の左岸側、上流約400mにわたって広がるこの防水林は、川に近いところからホテイチク、マダケが植えられ、こうした竹類のなかにエノキも植栽されています。
エノキは根張りが強く、また大木に生長するため、防水林全体の強度を上げる効果があると考えられています。
この防水林のなかで最大のエノキは、根回り3.1m、樹高約16mにもなります。
この防水林は、肱川流域に残る防水林のなかでも当時の名残をよく留めており、肱川の治水の歴史を知るうえで重要です。
写真
柚木のエノキ樹叢