出海神社のイチョウ
印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月14日更新
名称 | 出海神社のイチョウ(いずみじんじゃの いちょう) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 天然記念物 |
数量 | 2本(雌雄) |
指定年月日 | 昭和46年3月30日 |
所在地 | 大洲市長浜町出海(出海神社境内) |
所有者 | 出海神社 |
概要
本樹は出海神社(長浜町出海地区)にあり、境内入口に雌雄(しゆう)2本が並んでそびえています。
神社に向って右側が雌木(めぎ)で幹周約3.3m、樹高約20mになります。同じく左側が雄木(おぎ)ですが、雌木よりもやや大きく、幹周約3.9m、樹高約21mになります。
雌雄いずれも、樹齢は約100年と考えられます。
とくに雌木は、「乳(にゅう)」と呼ばれる気根(きこん、空中にのびた根)が発達しています。
この気根は、女性の乳房の形に似ていることから、子育ての信仰対象となりました。
市内で文化財に指定されたイチョウは、本樹を含めて7件あり、また本樹より大きな巨樹もあります。
しかし、本樹のように雌雄両木が並んで植えられ、さらに両木とも樹勢が旺盛(おうせい)であることはめずらしく、貴重な例といえます。
写真
出海神社のイチョウ(左:雄木、右:雌木)