百万塔 添経本
印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月14日更新
名称 | 百万塔 添経本(ひゃくまんとう そえたり(てん)きょうほん) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(工芸品) |
数量 | 1基 |
指定年月日 | 平成4年10月27日 |
所在地 | 大洲市中村618-1(大洲市立博物館内) |
所有者 | 如法寺 |
概要
如法寺に伝わる百万塔は、天平宝字8(764)年、恵美押勝(えみのおしかつ、藤原仲麻呂)の乱ののち、称徳天皇(しょうとく てんのう)の発願によってつくられた100万基のうちの一つです。
木製でつくられた三重の小塔は、興福寺、東大寺、法隆寺(いずれも奈良県)など10の官寺に置かれましたが、現存するものでは、法隆寺の約45,000基が最も多く、全国の個人や博物館にも伝来しています。
本塔の高さは21cmと小さく、空洞となっている内部には、陀羅尼(だらに)の経本2巻が収められています。
もともと奈良の法隆寺にあったものですが、明治41(1908)年に大洲市内の実業家・須内実三郎が、法隆寺から譲与されたあと、如法寺に納められたものです。
当市にはこのほか、愛媛県立大洲高等学校にも1基伝来しており、市の指定文化財となっています。
写真
百万塔