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名称 | 長瀬遺跡(ながせ いせき) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 史跡 |
指定年月日 | 昭和60年1月1日 |
所在地 | 大洲市肱川町宇和川329 |
所有者 | 個人 |
本遺跡は、肱川町宇和川にあり、肱川が形成した河岸段丘上の、南西方向へ傾斜する緩斜面上に位置します。
これまで、打製石鏃(だせいせきぞく、石製の矢尻)などの石器が採取されており、形状から判断して縄文時代(約13,000~2,300年前)のものと考えられています。採取された石器の多くは、市内で得られる赤色珪質岩(せきしょく けいしつがん)でつくられています。しかし一部には、黒曜石(こくようせき)(大分県姫島)、サヌカイト(香川県)、頁岩(けつがん)(高知県)など、市内では採れない石材も使われています。
このため、縄文時代から遠隔地との交易があったと推測でき、当時の人びとの活動を考える上で、意義深い遺跡といえます。
長瀬遺跡