本文
| 名称 | 松の窪のコガノキ(まつのくぼの こがのき) |
|---|---|
| 指定種別 | 市指定 |
| 種別 | 天然記念物 |
| 数量 | 1本 |
| 指定年月日 | 昭和61年3月10日 |
| 所在地 | 大洲市河辺町植松2970 |
| 所有者 | 個人 |
河辺町植松地区にある本樹は、中世の山城跡である「松の窪城跡」内にあり、植松地区の集落を見下ろせる場所に生育しています。根回り9m、幹周5.7m、樹高11.7mを測り、推定樹齢は約400年を数えます。枝張りは、東西18.7m、南北20.2mになり、バランスよく形成された樹相が特徴のひとつです。
コガノキは、古い樹皮が部分的に薄く剥げ落ち、その跡がまだら模様を呈します。その様子が、鹿の子どもの模様に似ていることから、コガノキ(小鹿の木)、もしくはカゴノキ(鹿子の木)などと呼ばれています。本樹では、こうした木肌の特徴がよく現れているのも、見どころのひとつです。
松の窪のコガノキ(左下:木肌の様子)