下敷水出土の動物化石群
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月26日更新
名称 | 下敷水出土の動物化石群(しもしきみずしゅつどの どうぶつかせきぐん) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 天然記念物 |
数量 | 60点 |
指定年月日 | 平成28年5月30日 |
所在地 | 大洲市大洲848番地1(大洲市教育委員会 保管) |
所有者 | 大洲市 |
概要
これらの動物化石群は、昭和31(1956)年、肱川町下敷水カラ岩谷の石灰岩採石場で発見されたもので、多くの動物化石が採集されました。
整理作業の結果、これらは更新世後期(12万6,000年前~)以降の動物化石ということが判明しました。このうち、タイリクオオカミ、ヤベオオツノジカ、ニホンムカシジカなど、四国では初確認のもの、また、オオサンショウウオ、オコジョ、テングコウモリ、リュウキュウガモなどの希少性が高いものも含まれていることがわかりました。これら動物化石は、更新世末の四国島の形成や環境復元を知る手がかりになり、学術的価値が高い貴重な資料といえます。
写真
上:ニホンザルの頭骨化石、下:ニホンムカシジカなどの化石