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名称 | 松平定信筆八幡神社額書並びに扁額 |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財(書跡) |
数量 | 2点 |
指定年月日 | 昭和46年8月30日 |
所在地 | 大洲市阿蔵甲1844 |
所有者 | 八幡神社 |
大洲領総鎮守 八幡神社の拝殿には、「八幡宮」と書かれた扁額が掲げられています。これは、寛政3(1791)年11月、ときの老中 松平定信(陸奥国 白河藩主)が、八幡神社へ奉納した書跡をもとに作られたものです。
この書跡は、定信の継室である隼姫(はやひめ、大洲藩7代藩主 加藤泰武の娘)が病気になった際、八幡神社が献上した祈祷札によって病気が回復したことや、定信の子を懐妊して男子(のちの松平定永)が無事に誕生したことから、そのお礼として、定信が自ら筆をとったものです。
「八幡宮」の文字には、神の使いとされる鳩10羽が隠されていて、定信の遊び心が感じられます。また、幕府の要職に就いていた定信と、大洲藩との深いかかわりを知ることができ、貴重な資料といえます。
松平定信筆八幡神社額書並びに扁額