百合谷の大イチョウ

概要

　河辺町川上地区の百合谷にある本樹は、根回り9.8m、目通り4.7m、樹高約25mで樹齢約250年になる雄株のイチョウです。

　東西22m、南北28.5ｍにもなる枝張りは、金竜寺のイチョウ（県指定天然記念物）に次ぐもので、隣接する虚空蔵菩薩堂（こくうぞう ぼさつどう、市指定有形文化財）の屋根を覆うほどの大きさを誇ります。

　また、本樹の枝には、気根（きこん）と呼ばれる大きな円錐状の突起が垂れ下がっている様子が多数観察でき、大木らしい雰囲気が感じられます。

　秋の紅葉した時期には、黄金色に輝く葉と、茅葺の虚空蔵菩薩堂との調和のとれた美しい光景を観ることができます。

写真

 　百合谷の大イチョウ