本文
名称 | 大洲神伝流泳法(おおず しんでんりゅう えいほう) |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 無形文化財 |
指定年月日 | 平成14年1月8日 |
所在地 | 大洲市大洲690番地の1 |
保護団体 | 主馬神伝流保存会 |
毎年、成人の日に披露されている「大洲神伝流泳法」は、全国に残る古式泳法のひとつです。
平成26年2月には、全国で13番目となる古式泳法「主馬神伝流(しゅめ しんでんりゅう)」の認定を受けました。
大洲神伝流泳法は、大洲藩初代
藩主 加藤貞泰(かとう さだやす)の従兄弟にあたる、加藤主馬光尚(かとう しゅめ みつなお)が、肱川で創始したとされる泳法です。
本的には敵と戦うことを意識しているため、常に前方を凝視した泳ぎ方をしています。
なかでも、足で半円形を描きながら立ち泳ぎする「扇足(おうぎ あし)」を特徴としています。
この泳法は、武術のひとつとして、代々、大洲藩に継承されてきましたが、伊予松山藩に伝えられると、その後全国各地に広がっていきました。
現在、県内で伝承されている古式泳法は、この大洲神伝流泳法のみであり、技術や文化的な側面で貴重な泳法といえます。