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名称 | 豊茂五ツ鹿踊り(とよしげ いつしか おどり) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 無形民俗文化財 |
指定年月日 | 昭和55年3月11日 |
所在地 | 大洲市豊茂 |
所有者 | 豊茂五ツ鹿踊り保存会 |
鹿踊りは、宇和島藩初代藩主 伊達秀宗(だて ひでむね)の宇和島入部とともに仙台からもたらされたもので、鹿の頭(かしら)をかぶり太鼓を持った踊り手が、鹿の動きを表現するように激しく跳びはねる踊りです。「しか踊り」「デンデコ」「鹿の子」とも呼ばれ、南予地方一円に伝わる伝統的な民俗芸能の一つです。
現在の鹿踊りは、「五ツ鹿」が一般的ですが、もともと「八ツ鹿」であったものが、各地に広がるにつれて少しずつ鹿の数が減り、「七ツ鹿」「六ツ鹿」「五ツ鹿」になったものと言われています。
豊茂に伝わる五ツ鹿踊りは、天保12(1841)年、豊茂村の丸又七三郎(まるまた しちさぶろう)が宇和島藩の宮内村(現八幡浜市保内町宮内)へ出向き、村人から教わったと伝えられています。毎年10月に行われる豊茂三嶋神社の秋祭りで演じられています。
豊茂五ツ鹿踊りの一場面