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刀 銘「隆国文政三年二月日」

更新日:2016年12月26日更新 印刷ページ表示
名称刀 銘「隆国文政三年二月日」(かたな めい「たかくにぶんせいさんねんにがつび」)
指定種別市指定
種別有形文化財
数量1口
指定年月日昭和40年1月1日
所在地大洲市中村618-1(大洲市立博物館内)
所有者大洲市

概要

  この刀は、代々大洲藩のお抱え刀匠であった岡本家6代 岡本隆国(おかもと たかくに)が、文政3(1820)年2月に製作した大小の刀のうち刃長70cm、反り2.1cmの大刀です。
 隆国は、安永3(1774)年に岡本豊国の嫡男として生まれ、寛政5(1793)年より大坂の刀匠 尾崎助隆(おざき すけたか)、寛政10年には鹿児島の刀匠 伯耆守正良(ほうきのかみ まさよし)に師事して腕を磨きました。また、文化7(1810)年に家督を相続した後も、江戸の刀匠 水心子正秀(すいしんし まさひで)に師事し、さらなる鍛刀技術の習得に勉めました。
 大洲藩の中でも優れた刀匠の一人に数えられる隆国の作品は、豪壮優美(ごうそうゆうび)なものも多く、中には県の文化財に指定されているものもあります。当作品は、地鉄(じがね)の精美、美しい丁字乱れの刃文のほか、反り、姿、身巾が備前刀の風格を感じさせる良刀となっています。

 現在は、大洲市立博物館で保管されています。

 

写真

隆国刀 刀 銘「隆国文政三年二月日」