ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > わがまちの文化財 > 吉村虎太郎の手紙

本文

吉村虎太郎の手紙

更新日:2016年12月26日更新 印刷ページ表示
名称吉村虎太郎の手紙(よしむらとらたろうの てがみ)
指定種別市指定
種別有形文化財
数量1幅
指定年月日平成16年9月9日
所在地大洲市中村618の1(大洲市立博物館内)
所有者個人

概要

 この手紙は、幕末土佐藩出身の坂本龍馬や中岡慎太郎とともに「勤王の志士」と呼ばれる吉村虎太郎が、文久2(1862)年3月6日、宮地宜蔵(みやじ ぎぞう)や沢村惣之丞(さわむら そうのじょう)とともに土佐藩を脱藩する際、長浜の冨屋金兵衛(とみや きんべえ)へ宛てたものです。
 この手紙には、土佐藩を脱藩した宮地と沢村両名が冨屋邸を訪ねた場合の取り計らいを頼むほか、自分は遅れて到着する旨を伝えています。 
 また、吉村が以前宿泊した際に世話になったお礼が記されていることから、吉村と冨屋金兵衛は以前から親交があったものと推測されます。
 これらのことから、この手紙は長浜が土佐藩の志士が脱藩する際に通ったルートの一つであった可能性をうかがわせる貴重な史料と言えます。

写真

吉村虎太郎の手紙

冨屋金兵衛邸跡の位置図

※手紙は、現在、大洲市立博物館にて保管されています。