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梶ヤ谷のヤマモモ

更新日:2016年12月26日更新 印刷ページ表示
名称梶ヤ谷のヤマモモ(かじやだにの やまもも)
指定種別市指定
種別天然記念物
数量1本
指定年月日平成4年10月27日
所在地大洲市平野町平地
所有者冨栄地区

概要

  平野町平地の梶ヤ谷地区は、戦国時代、長宗我部元親に追われた土佐中村城主の一条兼定(いちじょう かねさだ)が、一時身を寄せたと伝えられている場所です。兼定は、キリシタン大名として知られ、この地区の「切支丹畑(きりしたんばた)」と呼ばれる場所には紅十字紋切(べにじゅうじもんきり)キリシタン不動像が残されており、キリシタン信仰の痕跡と伝えられています。

 この不動像が祀られている祠の脇には天然記念物に指定しているヤマモモが自生しています。胸高幹周は2.8m、樹高が12m、地上から2.5mの付近で幹が4つに分岐していますが、根回りは石垣を補修した際に1mほど埋められたため、本来の根回りの大きさはわかっていません。
 枝張りは東西に11m、南北に13mとやや北側に枝張しており、おわん形の樹相をしています。現在でも樹勢旺盛で毎年多くの実を付けています。

 

写真

梶ヤ谷のヤマモモ 梶ヤ谷のヤマモモ

位置図