盤珪国師頂相
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月26日更新
名称 | 盤珪国師頂相(ばんけいこくし ちんぞう) |
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指定種別 | 市指定 |
種別 | 有形文化財 |
数量 | 7幅 |
指定年月日 | 昭和40年1月1日 |
所在地 | 大洲市中村618の1(大洲市立博物館内) |
所有者 | 如法寺 |
概要
頂相(ちんぞう)とは、主に禅僧を描いた肖像画のことを言い、寛文9(1669)年、盤珪永琢(ばんけい ようたく、盤珪和尚)を創始者として開かれた如法寺には、盤珪国師のほか歴代住職の頂相が残されています。
なかでも盤珪国師の頂相は7点と最も多く、そのすべての頂相は、曲彔(きょくろく)と呼ばれる椅子に座り、柄先に獣毛を束ねた払子(ほっす)と呼ばれる法具を持ち、右斜向の構図で描かれています。
特に、大名画家として全国的に有名な3代藩主 加藤泰恒(かとう やすつね)が描いた頂相は、7点ある中でも多様な彩色で華麗に描かれており、他の頂相よりも存在感を感じさせるもので、藩主泰恒の盤珪国師への崇敬の高さが窺われ、貴重なものといえます。
現在、大洲市立博物館にて保管されています。
写真
加藤泰恒筆盤珪永琢頂相