末永家住宅百帖座敷
印刷用ページを表示する 掲載日:2017年4月14日更新
名称 | 末永家住宅百帖座敷(すえながけ じゅうたく ひゃくじょう ざしき) |
---|---|
指定種別 | 国登録 |
種別 | 有形文化財 |
数量 | 1棟 |
所在地 | 大洲市長浜甲309 |
所有者 | 大洲市 |
概要
末永家は、代々長浜で回漕業(かいそうぎょう、海運業)を営んだ長浜きっての資産家です。
明治期の当主で本住宅の建築主である末永四郎平(すえなが しろへい)は、長浜財界の大御所とも言える人物で、長浜町長歴任しました。
本住宅内にある百帖座敷は、木造平屋建てで、末永家の接客用の建物と考えられます。
18畳二間続きの座敷と5畳の付属室からなり、内部には、手の込んだ折上げ格天井(おりあげ ごうてんじょう)や洋風の照明器具などがみられます。
かつては、渡り廊下で繋がった茶室棟なども備えていました。
建築年代は、襖絵(ふすま え)の署名に記された昭和2(1927)年ごろと考えられます。
当時このような間取りの建物はあまり例がなく、地域の公民館的役割の建物として、公共建築の変遷を考えるうえで貴重な建物といえます。
写真
百帖座敷 外観
折上げ格天井の様子