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名称 | 大洲城三の丸南隅櫓(おおずじょう さんのまる みなみすみやぐら) |
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指定区分 | 国指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 昭和32年6月18日 |
数量 | 1棟(附 棟札1枚) |
所在地 | 大洲市大洲848-1 |
所有者 | 大洲市 |
この櫓は、二重櫓で、三の丸の外堀南隅に位置します。
あわせて、棟札1枚も国の重要文化財に指定されています。
創建年代は不明ですが、棟札によれば、享保7(1722)年の火災で焼失し、44年後の明和3(1766)年に再建されたことがわかります。
また、要所には栂(つが)を使い、柱には松を使用していますが、藩の財政難を反映して、切組に役人工匠を使うなど、費用を切り詰めて再建されたことが棟札から読み取れます。
内部には、太鼓壁と呼ばれる防弾壁に竹筒などが埋め込まれ、さらに、外部からは見えないよう漆喰で覆った隠狭間(かくしざま)が3箇所施されています。
外壁には、袴腰形の石落しが3ヶ所に設置されています。
現存する大洲城の4櫓の中では、最も古い櫓です。
三の丸南隅櫓 外観