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名称 | 大洲城高欄櫓(おおずじょう こうらんやぐら) |
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指定区分 | 国指定 |
種別 | 建造物 |
指定年月日 | 昭和32年6月18日 |
数量 | 1棟(附 棟札1枚) |
所在地 | 大洲市大洲903 |
所有者 | 大洲市 |
高欄櫓は、大洲城内に現存する4櫓のうちの一つで、渡櫓で天守に連結されている櫓です。
創建された年代は不明ですが、絵図から江戸前期頃にはすでに建築されていたことがわかります。
現在の櫓は安政4(1857)年の大地震により大破したため、江戸末期の文久元(1861)年に再建されたものです。
この櫓の最大の特徴は、2階に窓の外へ出るための廻縁(まわりえん)が設けられ、そこに本櫓の名前の由来にもなっている高欄と呼ばれる手摺(てすり)が付けられている点です。
高欄は天守につけられるのが普通で、櫓に設置された例はめずらしく、天守に次ぐ高い格式を備えた櫓と考えられます。
このような高欄を付した櫓は、全国でも現存しているのは熊本城宇土櫓(うと やぐら)と本櫓のみです。
高欄櫓 外観