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大洲城高欄櫓

更新日:2017年4月14日更新 印刷ページ表示
名称 大洲城高欄櫓(おおずじょう こうらんやぐら)
指定区分 国指定
種別 建造物
指定年月日 昭和32年6月18日
数量 1棟(附 棟札1枚)
所在地 大洲市大洲903
所有者 大洲市

概要

高欄櫓は、大洲城内に現存する4櫓のうちの一つで、渡櫓で天守に連結されている櫓です。

創建された年代は不明ですが、絵図から江戸前期頃にはすでに建築されていたことがわかります。

現在の櫓は安政4(1857)年の大地震により大破したため、江戸末期の文久元(1861)年に再建されたものです。

この櫓の最大の特徴は、2階に窓の外へ出るための廻縁(まわりえん)が設けられ、そこに本櫓の名前の由来にもなっている高欄と呼ばれる手摺(てすり)が付けられている点です。

高欄は天守につけられるのが普通で、櫓に設置された例はめずらしく、天守に次ぐ高い格式を備えた櫓と考えられます。

このような高欄を付した櫓は、全国でも現存しているのは熊本城宇土櫓(うと やぐら)と本櫓のみです。

写真

大洲城高欄櫓  高欄櫓 外観

位置図