本文
名称 | 用の山のサクラ(ようのやまの さくら) |
---|---|
指定種別 | 県指定 |
種別 | 天然記念物 |
指定年月日 | 昭和54年9月14日 |
数量 | 1本 |
所在地 | 大洲市河辺町北平2059 |
所有者 | 個人 |
このサクラは、河辺地域の標高約550mに位置する北平地区にあり、地元では「御所桜(ごしょざくら)」とも呼ばれています。
品種はエドヒガンで、彼岸のころに咲くことから、この名前が付けられました。
ソメイヨシノなどの園芸品種が存在しなかった明治時代以前は、エドヒガンなどが自生のサクラとして貴ばれていました。
このサクラの推定樹齢は400年にもなることから、幹の樹洞が目立つほか、根元近くでは腐朽(ふきゅう)が進んでいます。
しかし、毎年4月上旬には淡いピンク色の美しい花を咲かせています。
現在、地元ではこのサクラを守るため、幹を支える木製の支柱を設置するとともに、衰えた根に若いサクラの根を接ぐ「根接ぎ若返り法」に取り組むなど、樹勢を回復させる活動を続けています。
用の山のサクラ
開花の様子