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如法寺のツバキ

更新日:2017年4月14日更新 印刷ページ表示
名称 如法寺のツバキ(にょほうじの つばき)
指定種別 県指定
種別 天然記念物
指定年月日 昭和52年4月15日
数量 3本
所在地 大洲市柚木943
所有者 如法寺

概要

このツバキ3株(A・B・C株)は、大洲藩主・加藤家の菩提寺である如法寺境内にあり、樹齢150~300年といわれています。

3株のうち1株(A株)は、『五色散椿(ごしき ちりつばき)』という品種で、白・赤・ピンク・絞りなどに咲き分けられます。

普通のツバキは、花が丸ごと落ちますが、このツバキは花びらが一片ずつ散るのが特徴です。

また、五色の八重咲は全国的にもめずらしいといわれています。

加藤清正(かとう きよまさ)が朝鮮から持ち帰り、豊臣秀吉に献上したと伝えられる京都の地蔵院(椿寺)にあるツバキの分身ともいわれています。

残りの2株(B・C株)は、『酒呑童子(しゅてん どうじ)』と呼ばれるツバキで、真っ赤な大きな花が「大江山の酒呑童子」の赤ら顔に似ていることから名付けられたとされます。

県内では本市と伊予市とだけに見られる品種で、伊予の五大ツバキの一つに数えられています。

毎年2月から4月ごろまでの間に花が咲く本樹は、愛媛県下でも株数の少ない貴重な品種といえます。

 写真

如法寺のツバキ(三株) 如法寺のツバキ(左からC株・B株・A株)

酒呑童子 酒呑童子(B,C株)

五色散椿 五色散椿(A株)

位置図