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名称 | 如法寺のツバキ(にょほうじの つばき) |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 天然記念物 |
指定年月日 | 昭和52年4月15日 |
数量 | 3本 |
所在地 | 大洲市柚木943 |
所有者 | 如法寺 |
このツバキ3株(A・B・C株)は、大洲藩主・加藤家の菩提寺である如法寺境内にあり、樹齢150~300年といわれています。
3株のうち1株(A株)は、『五色散椿(ごしき ちりつばき)』という品種で、白・赤・ピンク・絞りなどに咲き分けられます。
普通のツバキは、花が丸ごと落ちますが、このツバキは花びらが一片ずつ散るのが特徴です。
また、五色の八重咲は全国的にもめずらしいといわれています。
加藤清正(かとう きよまさ)が朝鮮から持ち帰り、豊臣秀吉に献上したと伝えられる京都の地蔵院(椿寺)にあるツバキの分身ともいわれています。
残りの2株(B・C株)は、『酒呑童子(しゅてん どうじ)』と呼ばれるツバキで、真っ赤な大きな花が「大江山の酒呑童子」の赤ら顔に似ていることから名付けられたとされます。
県内では本市と伊予市とだけに見られる品種で、伊予の五大ツバキの一つに数えられています。
毎年2月から4月ごろまでの間に花が咲く本樹は、愛媛県下でも株数の少ない貴重な品種といえます。
如法寺のツバキ(左からC株・B株・A株)
酒呑童子(B,C株)
五色散椿(A株)