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名称 | 河辺鎮縄神楽(かわべ しめ かぐら) |
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指定種別 | 県指定 |
種別 | 無形民俗 |
指定年月日 | 昭和45年3月27日 |
所在地 | 大洲市肱川町山鳥坂 |
所有者 | 山鳥坂鎮縄神楽保存会 |
河辺鎮縄神楽は、肱川の支流である河辺川右岸の山間部にある岩谷地区で伝承されている神楽です。
この神楽は、地元では「山鳥坂鎮縄神楽」とも呼ばれており、3月下旬に天満神社(月野尾)、4月中旬に三島神社(中野)とその周辺の神社に奉納されています。
鎮縄神楽のはじまりは、18世紀後半から19世紀初めのころで、神官の鎌田五根(旧櫛生村三島神社神主)と佐伯守沖(旧北表村三島神社神主)が神歌を教化のため、選定したとされている。
「鎮縄」の名は神楽本の「御鎮縄引ク神室ノ内ニカカヤクハシメノ光リカ御鎮縄ノ光リカ」に由来します。
演目は、「清祓」「手草の舞」「白蓋の舞」「二天の舞」「弓の舞」「山王の舞」「御鏡の舞」「日本武尊の舞」「恵比須の舞」「長刀の舞」「四天の舞」「鬼神の舞」「大蛇退治の舞」「鎮火の舞」「岩戸開の舞」「王神立」の16座で構成されます。
神楽が終わると神送りがあり、手水解斎の儀がおこなわれます。
楽器は大太鼓、小太鼓、笛、手拍子で構成されており、この神楽は出雲流の岩戸神楽の系統に属しています。
演舞の様子