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土砂災害に備えよう!
土砂災害に備えよう!
まずは、土砂災害について知ろう!
土砂災害とは?
土砂災害とは、大雨や地震などが引き金となって、山やがけが崩れたり、水と混じり合った土や石が川から流れ出たりすることによって、私たちの命や財産などが脅かされる、自然災害です。
土砂災害の種類と前兆現象
土砂災害には、「がけ崩れ」「土石流」「地すべり」の3種類があり、それぞれに前兆現象があります。前兆現象を見たり、聞いたりしたら、早めに避難しましょう。
「がけ崩れ」とは
「がけ崩れ」とは、斜面が突然崩れ落ちる現象です。崩れた土砂は、斜面の高さ2~3倍も離れた距離まで届くことがあります。「がけ崩れ」は、地震による揺れや、大雨・長雨により地面に水がしみこんで起きます。突然起き、かつ崩れるスピードが速いので、危険を感じたらすばやく避難することが大切です。
《がけ崩れの前兆現象》 ◆こんな時は注意が必要!
- 小石がパラパラ落ちてくる
- がけに割れ目ができる
- がけから水が湧き出す
- がけに流水が発生する
- 湧き水がにごる
- 湧き水が止まる
- 斜面から木の根が切れるなどの音がする
- 地鳴りがする
「土石流」とは
「土石流」は、山腹や川底の石や土砂が、集中豪雨や長雨による大量の水と一緒になって津波のように襲ってくる現象です。土石流の速さは時速20kmから40kmと、自動車並みのスピードです。すさまじい勢いで、あっという間に辺りの樹木や家や畑、工作物をつぶして押し流してしまいます。
《土石流の前兆現象》 ◆こんな時は注意が必要!
- 山鳴りがする
- 急に川の水がにごり、流木が混ざり始める
- 雨が降り続いているのに、川の水位が下がる(土砂により上流で流れがせき止められているため)
- 腐った土のにおいがする
- 立木がさける音や石がぶつかり合う音が聞こえる
「地すべり」とは
「地すべり」は、山地の斜面をつくる岩石や土壌が、斜面下方へ移動する現象です。大雨の時や融雪期に発生しやすく、斜面が一気に移動します。一度に広範囲で発生するため、住宅、道路、鉄道などに大きな被害を及ぼします。
《地すべりの前兆現象》 ◆こんな時は注意が必要!
- 地面にひび割れができる
- 地面の一部が陥没、または隆起する
- 池や沼の水かさが急に変わる
- 井戸の水がにごる
- 家や擁壁に亀裂が入る
- 樹木や電柱が傾く
- 亀裂、段差が発生し、拡大する
- 地面が振動する
- 地鳴り、山鳴りがする
土砂災害警戒区域等を確認しておきましょう!
大洲市内の土砂災害警戒区域等は、大洲市WEB版ハザードマップ(土砂災害に関するマップ)で確認することができます。
土砂災害警戒区域等は以下のリンク先で確認することもできます。
※土砂災害警戒区域等でなくても、付近にがけや小さな沢がある場合は注意が必要です。
気象情報に注意しよう!
土砂災害警戒区域等にお住まいの方は、大雨の時には警戒避難が必要になる場合があります。
気象庁が発表する土砂災害警戒情報や市からの避難情報などにも注意してください。
※土砂災害警戒情報は以下のリンク先で確認することができます。
早めの避難で身を守ろう!
土砂災害の前兆現象を見たり、聞いたり危険を感じたら、たとえ警報や注意報が出ていなくても、早め早めに避難することが大切です。災害がせまってからでは、あわててしまって正しい判断ができないこともあります。また、夜間の避難は、まわりが見えないため危険です。明るいうちに、落ち着いて行動しましょう。
避難の仕方
- まずは、あなたが率先して避難しましょう。
- 必ず家族や近所の人に声をかけ、一緒に避難しましょう。
- お年寄りなど避難に時間がかかる人は、地域のみんなで協力して、早めに避難できるようにしましょう。
- 家族がばらばらでも、まよわず避難しましょう。家族もそれぞれ安全な場所に避難していると信じて、ひとりでもあわてないで避難しましょう。
- 避難所まで行けない時は、鉄筋コンクリートの頑丈な建物に避難しましょう。それも無理な時は、できるだけ2階以上の「がけから遠い部屋」に避難しましょう。
- 避難所開設等については、区長さん、自主防災組織の役員さん、コミュニティセンターに確認しましょう。
避難情報に注意しよう!
防災行政無線から避難情報が放送されたら、指定された避難所に避難しましょう。避難情報には、警戒レベル3「高齢者等避難」、警戒レベル4「避難指示」、警戒レベル5「緊急安全確保」の3つがあります。
警戒レベル3「高齢者等避難」
大雨警報が発令されるなど危険度が高まり、警戒レベル3になった場合は、「高齢者避難等」を発令します。
ご高齢の方、障がいのある方、乳幼児など避難に時間がかかる人とその支援者は避難行動をとってください。
警戒レベル4「避難指示」
土砂災害警戒情報が発令されるなど、さらに危険度が高まり警戒レベル4となった場合は、「避難指示」を発令します。
危険な場所から全員避難していただく合図です。
安全な知人宅や、避難所に避難するなど速やかに避難行動をとりましょう。
警戒レベル5「緊急安全確保」
警戒レベル5「緊急安全確保」が発令されたときは、命を守る最善の行動をとってください。
緊急避難場所と避難所を確認しよう
大洲市では、災害から一時的に身を守るための避難場所と、自宅などが危険な状態で生活できない時に避難するための避難所を指定しています。自宅周辺の避難場所と避難所を確認して、土砂災害からの避難に備えましょう。大洲市の避難場所、避難所は以下のページからご覧になれます。