ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

放射線室

更新日:2026年7月1日更新 印刷ページ表示

放射線室 Radiological Technologist

安全・安心で質の高い画像を提供し「信頼される放射線室」を目指します!

放射線室では、上記の長期目標のもと

  • 思いやりのある人材育成
  • 安全、安心な検査体制
  • 質の高い撮影技術と画像提供

この3点を重点目標としてスタッフの個人目標を設定し、自己研鑽に努めるとともに、スタッフ間の連携を重視した取り組みを行っています。

安全、安心で質の高い医療提供

質の高い撮影技術と画像とは、からだの外からでは分からない病気やけがの状態を、医師が診断しやすい適切な画像として表現できることです。

様々な検査機器がある中で、それを扱う診療放射線技師が装置の性能を十分に活用し、必要な撮影を行う撮影技術が重要です。様々な疾患を適切に画像化するため、検査機器の更新を計画的に行い、撮影技術を含め、診療に貢献できる人材育成に取り組んでいます。

医療被ばく低減への取り組み

近年、日本国内において医療被ばくに対する関心が高まっています。

当院に設置されている装置は、その多くに被ばく低減機能が備わっており、必要な検査を安心して受けられるように、可能な限り少ない線量での検査を実施しています。

また、放射線管理士という認定資格者のもと、被ばくの相談にも対応できる体制を整えています。

さらに、患者様が安心して検査を受けていただくことと同じように、職員を被ばくから守ることも非常に大切です。入職時の研修に加え、医師を含めた定期的な研修も実施しており、正しい知識を身に付けることができるよう取り組んでいます。

認定資格の取得状況(2026年4月現在)

  • 放射線管理士 2名
  • 放射線機器管理士 2名
  • 医療画像情報精度管理士 1名
  • Ai認定診療放射線技師 1名
  • 災害支援認定診療放射線技師 1名
  • 磁気共鳴専門技術者 1名

一般撮影

X線装置の画像
X線装置:RADspeed Pro 島津製作所
フラットパネル:Aero DR SYSTEM コニカミノルタ

一般撮影の装置は、放射線の感度が高く、より迅速に高精細な写真を得ることができるフラットパネル(FPDシステム)を採用しています。フラットパネルは、従来よりも少ない線量で高解像度の画像を短時間に画像化することができます。

画像処理においては、白つぶれや黒つぶれを低減する機能や、画像のボケにつながる散乱線をデジタル除去する機能などにより、厚みが大きく変化する領域でも、鮮明な画像が作成できます。

一般撮影は、一般的にレントゲン写真と呼ばれることが多い検査で、健康診断での胸部エックス線検査など、放射線検査の中ではもっとも馴染みの深い検査です。撮影室を2部屋とすることで、待ち時間の短縮や、迅速な救急対応に努めています。

第1撮影室

  • 立位などの荷重撮影
  • 腰椎の曲げ伸ばしなどの動態撮影
  • 下肢や全脊椎などの広範囲撮影

第2撮影室

通常の撮影に加え、ストレッチャーや車いすなどの取り回しを重視し急患対応のできる部屋

X線CT室

X線装置の画像2
Aquilion ONE Spectral Edition:キヤノンメディカルシステムズ

CT装置は、人体を一周する形で360°相当のX線透過データを収集することで任意の断面画像を作成できます。通常は人体の輪切り画像を基本とします。必要に応じて、冠状断像、矢状断像、3D画像などを作成します。

実際の撮影時間は、検査の内容によって多少異なりますが、10秒程度で終わり、入室から退室までは5分程度です。また、造影剤を使用することで詳細な血管走行や腫瘍、炎症などの画像化を行っています。

CT装置の紹介

  • 高速広範囲撮影
    80列検出器によるヘリカルスキャンにより短い時間で広い範囲を撮影
  • 低被ばく撮影
    人工知能を用いた画像再構成法により、少ない放射線量で撮影可能
  • Dual Energy撮影による特殊画像の作成と解析
    高エネルギーと低エネルギーの2種類のX線を用いることでより臨床に役立つ画像や解析情報を提供
  • ヨード造影剤強調画像(造影効果の向上・造影剤分布画像の作成)
  • 骨損傷強調画像(骨損傷に伴う骨髄に生じた出血などの変化を画像化)
  • 結石成分分析(主に尿路結石)

MRI(超電導磁気共鳴診断装置)

MRI装置の画像
Vantage Orian(1.5T):キヤノンメディカルシステムズ

MRI装置は、磁石と電波を利用し、人体の水素原子から信号を受信することで画像 を作る装置です。X線を使った一般撮影やCT検査が苦手とする炎症や浮腫、液体成分の描出、筋肉、人体、軟骨など様々な領域でコントラスト豊かな画像を提供します。 

例えば、CTでは検出困難な24時間以内の超急性期脳梗塞をはっきりと画像化することが可能で、救急病院として必要不可欠な装置です。

また、Ⅹ線や放射性物質を利用しないため、被ばくを受けることはありません。

MRI装置の紹介

AiCEという非常に強力なノイズ除去技術により、従来装置に比べて、短時間・高画質な撮像が可能です。現在では広く普及しつつある技術ですが、当院では、全国的にも初期段階から運用し、実績を重ねています。

本装置導入にあたっては、従来のMRIの不快な要素を徹底的に軽減できるよう検討しました。

特に閉所恐怖症の患者様が入ることができず、必要な検査を受けられないことは私たちにとっても大変残念なことでした。そこで、今回は一人でも多くの患者様に快適な検査を提供できるようにしたいとの考えのもと、検査室の壁紙や照明にもこだわりました。

さらに、シアターシステムという愛媛県内でも数施設しか導入していない、検査中に映像を見ることのできる装置を導入しました。

これらの対策によって、閉所恐怖症で今までは検査できなかった患者様からも、今回は大丈夫だった!と、嬉しいお言葉も増えてきています。MRI検査をあきらめていた方がいらっしゃいましたら、一度当院での検査をご検討ください。​

透視検査

透視検査の画像
SONIALVISION G4:島津製作所製​

大型のフラットパネルが搭載されており、低被ばくで高画質な画像が得られます。

透視装置は、リアルタイムに透視画像を見ることができます。当院では総胆管結石の内視鏡治療などに大きく貢献している装置です。その他にも以下のような多くの検査や処置に使用しています。

  • 脱臼や骨折の整復
  • 治療のための管の挿入など
  • 体内に留置した各種チューブの交換
  • 胃透視などの造影検査

X線骨密度測定装置​

骨塩定量測定装置の画像
ALPHYS LF:FUJIFILM

X線骨密度骨測定装置をALPYS LF:FUJIFILMに更新しました。(2026年1月)

従来の装置と同様に、最も精度の高いDXA(デキサ)法を用いた骨密度測定が可能です。

当院では骨粗しょう症診断に最も適している腰椎と、高齢者の骨折リスクの高い部位の一つである大腿骨近位部の測定を行っています。

骨密度検診や骨密度低下症、骨粗しょう症の診断、治療経過観察などに使用しています。検査時間は1部位1~2分程度で、腰椎と大腿骨を測定し、約5分程度です。

乳房撮影装置(マンモグラフィー)

マンモグラフィー装置の画像
AMULETE ELITE:FUJIFILM

乳房撮影装置をAMULETE ELITE:FUJIFILMに更新しました。(2026年1月)

X線の線質が改良され、フラットパネルと組み合わせたデジタルマンモグラフィーとして、低被ばく、高分解能、高コントラストを実現したシステムです。

乳がんの発見に重要な微小な石灰化や、周囲の組織とのコントラストや輪郭を高精細に描出できます。

撮影時には乳房の圧迫が必要となりますが、最大圧迫圧から形状を維持したまま痛みを和らげるために、圧迫を軽減する機能(ConfortComp)が使えるようになりました。

​​その他の装置

その他の装置の画像1
​​MobileArt Evolution:島津製作所​

その他の装置の画像2
Cios Fusion:シ-メンスヘルスケア​

​ポータブルX線撮影装置

移動型のX線撮影装置で、手術後や重篤な状態の患者様を病棟などに移動して撮影することが可能です。画像処理装置は一般撮影装置と共有化しており、鮮明な画像が作成可能です。

また、この装置はバッテリーを搭載していることから、災害などで電源を喪失した場合にも一般撮影を行える運用体制に貢献しています。

外科用イメージ

手術中に透視画像を見るための装置です。特に骨折の手術の際には、実際の骨の画像を観察し、骨折部位を整復し、正確に骨の固定を行う為に非常に大きな役割を果たしています。

他にも消化器外科、泌尿器科の手術にも利用されます。この装置にもフラットパネルを採用しており、少ない被ばくで鮮明な画像を見ることができます。