新型コロナウイルス感染症対策を考慮した避難対応について
新型コロナウイルスの感染症が全国で拡大しているなか、災害が発生し、避難所を開設する場合には、感染症対策に万全を期すことが重要となっています。
今、災害が起きたら、どのように避難するのか、避難所ではどうするのか、平時の事前準備や災害時の対応を考えておきましょう。
感染リスクを考慮した5つの避難のポイント
新型コロナウイルスの感染リスクはあっても、危険な場所にいる人は避難が原則です。
1.安全な場所にいる人は在宅避難を考える
自宅が浸水や土砂災害の危険がない地域にあったり、堅牢なマンションの上層部にある場合は、その場に留まる「在宅避難」も有効です。
ハザードマップなどで自宅の安全性を確認しておきましょう。
2.避難場所・避難所以外への避難も考える
避難先は、大洲市が避難所として指定している小中学校や公民館だけではありません。
避難所などへの人の集中を避けるためにも、安全な場所にある親戚や知人宅も避難先として考えましょう。
3.マスク・アルコール消毒液・体温計などを持っていく
避難所などでは、マスク・アルコール消毒液・体温計の不足が予想されます。
個々の非常持出品に加えて、上履き(スリッパ、靴下など)、ごみ袋などもできるだけ持っていきましょう。
非常持出品の例
- 携帯電話、スマートフォン、懐中電灯、携帯ラジオ、非常食、非常水
- 救急医薬品、衛生用品
(マスク、アルコール消毒液、体温計、胃腸薬、かぜ薬、鎮痛剤、目薬、ばんそうこう、ガーゼ、包帯、三角巾、せっけん、ティッシュ、生理用品、おむつ、
ドライシャンプーなど) - 貴重品
(現金、預貯金通帳、健康保険証、運転免許証、印鑑など) - 衣類
(上履き、上着、下着、軍手、雨具、ハンカチ、タオルなど) - その他
(ごみ袋、ライター、ナイフ、ビニール袋、アルミシート、ラップフィルム、筆記用具など)
4.避難場所・避難所がどこにあるのかを確認する
大洲市が指定する避難所などがどこにあるのか、市公式ホームページなどで確認しましょう。
また、避難所などへどうやって行くのか、避難経路も確認しましょう。
5.車での避難や車中泊には十分に注意する
豪雨時の車の移動は、車も含めて危険です。
また、やむを得ず車中泊をする場合は、浸水しないように周囲の状況など十分な安全確認をしましょう。
エコノミークラス症候群や一酸化炭素中毒にも注意が必要です。
エコノミークラス症候群とは
食事や水分を十分に取らず、車の座席など狭い場所で長時間動かないことにより血行不良となる状態のことで、命にかかわる危険があります。
予防のため、こまめに水分を取り、積極的に車外に出て体を動かしましょう。