いざという時のために
災害はいつ襲ってくるかわかりません。被害を最小限に食い止めるためには、日ごろの準備が大切です。 家族そろって防災会議を開き、災害から身を守る方法を話し合っておきましょう。
地震
地震だ!その時・・・
まずは身の安全を!
揺れを感じたら、丈夫なテーブルや机の下に身をかくし、身の安全を確保しましょう。風呂場・トイレ・押入れ等は、比較的安全です。
あわてず、すばやく火の始末を!
火が消せるときはすばやく、余裕がない場合はまず身の安全を確保し、状況を見て火の始末を。ガス器具等は火を止め、電気器具はプラグを抜きます。
出口の確保と冷静な行動を!
揺れにより出入口が開かない時があるので、ドア等を開いて逃げ口を確保します。また、急いで飛び出すと瓦等の落下物があり危険です。冷静に行動を。
火が出たら、すばやい消火を!
万一出火しても天井に燃え移る前なら、初期消火は可能です。「火事だ!」と大声を出して隣近所に応援を求めるとともに消火に努めましょう。
狭い路地や塀・川べりは避ける
狭い路地では、カンバン等の落下物やたれ下がった電線、また、ブロック塀や門柱、自動販売機等は倒れやすいので危険です。近づかないようにしましょう。
がけ崩れに、要注意!
もろい地盤のがけや山は、地震により崩れることが考えられます。周りの状況に注意し、日頃と違う異常を感じたら、すばやく避難しましょう。
地震発生後の津波に注意を!
海底で起きた地震が原因で、津波が発生することがあります。地震の揺れを感じたとき海岸近くにいたら、直ちに高台に避難しましょう。
荷物は少なく、避難は徒歩で!
避難時には、荷物はできる限り少なくしてリュックで背おいます。また、避難所へは、広くて安全な道を選んでみんなと一緒に歩いて行きましょう。
正しい情報をキャッチする!
災害時にはうわさやデマに振り回されることがあります。ラジオやテレビの報道に、十分注意し正しい情報をキャッチしましょう。
皆で協力し、応急救護を!
隣近所お互いに声をかけあい、安否の確認をしましょう。お年寄りや身の不自由な人は手助けを、ケガ人がいる時には、協力して応急手当をしましょう。
土砂災害
危険を感じたら迷わず避難を!
がけ崩れとは
大雨や長雨により大量の水分が地面にしみ込み、土と土との抵抗力を弱め、不安定になった斜面が急に崩れ落ちることをいいます。
瞬時に崩れ落ちるので、逃げ遅れ人も多く、死者の割合も高くなります。
地すべりとは
粘土質などのすべりやすい特殊な土質を境に上部の斜面が地震や大雨などの原因で不安定になり、緩やかに滑り落ちることをいいます。なだらかな斜面でも発生することがあるので、広い範囲に被害が及ぶこともあります。
土石流とは
集中豪雨などにより水を含んだ大量の土砂や石が一瞬のうちに谷沿いに津波のごとく流れ落ちるもので、一般的には山津波と呼ばれています。流れ落ちる速度も速く、瞬時に家屋や道路などを押し流してしまいます。
土砂災害への備え1<注意が必要な雨の降り方>
土砂災害では雨によりひき起こされる場合が多いので、次のような時には注意しましょう。
- 20mm以上の雨が1時間以上降り続く時。
- 降り始めて降水量が100mm以上になる時。
- 台風や前線による集中豪雨の時
土砂災害への備え2<この様な時には気をつけよう>
<土石流>
- 山鳴りがする。
- 流れが急に濁ったり、流木が混ざる。
- 降雨が続くのに渓流の水位が減る。
<地すべり>
- 斜面から急に水が湧きだす。
- 沢や井戸の水が濁りはじめる。
- 斜面や地面にひびわれができる。
<がけ崩れ>
- 小石が落ちたり、がけが崩れだす。
- がけから急に水が吹きだす。
- がけにひび割れができる。
土砂災害への備え3<土砂災害における逃げかた>
土石流は流れ落ちる速度が速いので流れを背にして逃げては間に合いません。
必ず土石流に対して、直角に逃げるようにしましょう。
豪雨が予想されたり、土石流が起こる前兆を感じた時には、土石流が発生しやすい渓流等には近づかないようにしましょう。
火災・救急
火が出た!その時・・・
早く知らせる
小さな火事でも、一人で消そうとせず「火事だ」と大声でさけんで、まわりの人に助けを求めましょう。また、119番に通報するとともに消火に努めましょう。
早く消火する
火災が起こって消火できる時間は3分以内が限度です。消火に際して水や消火器がない場合には、毛布で火を被ったり、座布団やクッションなどでたたくのも方法です。
早く逃げる
火が天井にまで燃え移ったら、消火は間に合いません。すばやく燃えている部屋のドアや窓を閉め、大声で家族に知らせるとともに早めに避難することが大切です。
火災時の避難
- 避難にあたって、子供やお年寄り、病人、災害弱者を優先しましょう。
- 炎の中を逃げるときは、できるだけ姿勢を低くしてください。
- 持ち物や服装にこだわらず、できる限り早く避難しましょう。
- ちゅうちょは禁物。炎の中は一気に走り抜けましょう。
- 一度逃げ出したら、再び中には戻らないでください。
- 逃げ遅れた人がいる場合には、近くにいる消防隊に知らせましょう。
火災・救急・救助は119番へ
音声による119番通報が困難な場合にはFax119番通報をご利用ください
水害
洪水災害を防ぐために
避難時の心得
- ラジオ、テレビで最新の気象情報、災害情報に注意しましょう。
- 危険が迫ったときは、市や消防団などから避難の呼びかけがありますので、サイレン、有線・無線、広報車などに注意しましよう。
- 避難の呼びかけがなくても、危険を感じたら、早めの避難を心がけましょう。
- お年寄りや子供は、早めの避難が必要です。
- 近所のお年寄りや子供、病気の人などの避難に協力しましょう。
- 夜間の避難は大変危険ですので、できるだけ余裕を持った行動をとりましょう。
- 自動車での避難は、危険な場合や困難な場合がありますので、十分な注意が必要です。
- 避難するときの荷物は、貴重品、必要な食料、衣類、日用品などの必要最小限とし、近所の人とグループで行動しましょう。
- 避難するときは浸水していない高い道路を選びましょう。浸水した道路を通らなければ非難することができない時には、道路脇の溝や水路に注意しましょう。
洪水時の避難
避難指示などの種類 | 市からの呼び掛け内容 | みなさんのとるべき行動 |
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1.避難準備 | - | いつでも避難できるように、避難の準備をしましょう。 |
テレビ、ラジオの気象情報に注意しましよう。 | ||
2.避難勧告 | 肱川の堤防が決壊する恐れがありますので避難の準備をしてください。 | お互いに助け合って指定された避難場所に、早くに避難を始めましょう。 |
自動車による避難は、なるべくやめましょう | ||
3.避難指示( 避難命令 ) | 肱川の堤防が○○で決壊する危険があります。直ちに○○に避難してください。 | 指定された避難場所に直ちに避難しましょう。 |
- 大洲市洪水避難地図は、肱川が大雨によって増水し、「堤防が決壊したり、川が溢れたりした場合の浸水予想図」と「堤防が決壊せずに堤防から越流のみで浸水したと仮定した場合の浸水到達時間」の2種類があります。
この地図でお近くの避難所などを確認しておきましょう。また非常時出品の準備など万一の災害に備えて家族で防災対策を話し合いましょう。 - 大洲市洪水避難地図は、大洲地区、長浜地区。肱川・河辺地区と別れていますので、自分が住んでいる地区の地図を確認しましょう。
- 【大洲地区】大洲市洪水避難地図 (PDF 4,099KB)
- 【長浜地区】大洲市洪水避難地図 (PDF 3,224KB)
- 【肱川・河辺地区】大洲市洪水避難地図 (PDF 7,198KB)