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ジャンボタニシからイネを守ろう

更新日:2025年5月1日更新 印刷ページ表示
 近年、水稲現場でジャンボタニシ(和名:スクミリンゴガイ)の被害が多発しています。ジャンボタニシは田植え直後のイネを食いちぎったり、水面に浮かぶ葉を引き込むように食害します。田植え後約3週間のイネがやわらかい時期に被害を受けやすく、被害が多ければ欠株になり、収量に影響することもあります。
食害を受けた水田

水稲生産時期に取り組むジャンボタニシ対策

用水路から侵入させない

 水田の取水口と排水口に9mm程度のネットや金網を設置し、外側(水路側)にはゴミが詰まらないよう、2cm程度の網を設置します。

田植え後約3週間は浅水管理する

 水深が4cmを超えると被害が出やすくなります。

水田内と周辺のジャンボタニシを減らす

 水田内、用水路などでの捕殺に努め、卵塊は早めに水面下へ払い落とし、卵がふ化できないようにします。
※本貝には人体に有害な寄生虫(広東住血線虫)がいる場合があるため、ゴム手袋やゴミ拾い用トングなどを使用し、素手では扱わないでください。もし素手で触った場合には、石鹸で手をよく洗いましょう。
ジャンボタニシの卵

農薬で防除する

・ジャンボたにしくん 1~2kg/10a 収穫60日前まで(2回以内)
・キタジンP粒剤    3~5kg/10a 本田初期(2回以内)
・スクミンベイト3   2~4kg/10a 発生時(制限なし)
※散布後7日間は落水、かけ流しはしないようにしましょう。
※農薬のラベルに記載された使用方法、使用上の注意事項を守って使用しましょう。

注意
ジャンボタニシの防除を目的として「椿油かす」を使用することは農薬取締法違反となります。

用水路などのジャンボタニシは地域ぐるみで退治(捕殺)しましょう

一部のみの捕殺ではなかなか効果があがりません。
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