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年頭にあたり、謹んで新年のごあいさつを申し上げます。 平成17年に4市町村が合併し誕生した新大洲市は、早いもので今年の1月11日に合併20周年を迎えます。この10年の大洲市を振り返りますと、愛顔(えがお)つなぐえひめ国体の開催や、市内全域への光ファイバ網の整備、そして、地域の歴史的資源を活用しながら保全する持続可能な観光まちづくりが国内外から高く評価され、大洲市の知名度が飛躍的に向上するなど、さまざまな出来事がありました。 一方で、平成30年7月7日には西日本を中心に広範囲にわたる記録的な豪雨により、肱川流域の風景を一変させる過去に経験のない甚大な被害が発生し、市民の皆様と共に「がんばろう大洲!」を合言葉に、「チームおおず」で一丸となって復旧・復興に取り組んでまいりました。全国の多くの皆様から温かいご支援を賜るとともに、国土交通省並びに愛媛県のご尽力により、激特事業による堤防の嵩上げや築堤など、河川改修事業が集中的に実施され、治水安全度が高まるとともに復旧・復興事業につきましてはおおむね完了いたしました。また、新型コロナウイルス感染症により、従来の生活のあり方や、経済、労働、教育、地域活動など、さまざまな分野や社会システムにおいて、大きな転換点となりましたが、新たな出発点にもなりました。さらに、学校施設の耐震化、空調の整備やALTの増員などの教育環境の整備や、18歳までの子ども医療費や第2子以降の保育料の無償化などの子育て支援策の拡充にも取り組むことができました。 現在、大洲市におきましては、急速な人口減少と少子化、生産年齢人口の減少が進行していますが、未来を担う子供たちが夢と希望を抱き、ふるさとを誇りに思うまちづくりを推進してまいります。肱川の豊かな自然や地域資源を活用したかわまちづくりのほか、市民文化会館も令和11年度の供用開始を目指して準備を進めています。 また、昨年6月に策定した長浜港内港埋立事業基本計画に基づき、内港を埋め立てて約8.4haの土地を造成し、道の駅やスポーツ・レクリエーション施設、老朽化した公共施設を集約した複合公共施設などを整備する事業を推進します。 さらに、山鳥坂ダム建設の本格化に伴い、山鳥坂ダム・鹿野川ダムの2つのダム湖を中心とした地域の資源をどう活用するか、叡智を集めて地域振興ビジョンを検討してまいります。 大洲市には、豊かな自然や歴史・文化など世界に誇れるたくさんの地域資源がございます。それぞれの地域の元気が、大洲市全体の活性化につながりますので、引き続き市民の皆様の一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 結びに、今年の干支は「乙巳(きのと・み)」にあたり、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を表しています。本年が市民の皆様にとりまして希望に満ちた実り多き一年となりますよう心から祈念申し上げます。 令和7年1月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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あけましておめでとうございます。市民の皆様におかれましては、健やかな新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。 さて、昨年を振り返りますと、5月に新型コロナウイルス感染症の感染法上の位置付けが2類から5類へ移行し、行動制限のない中でさまざまなイベントが実施されました。各地でにぎわいがみられ、コロナ禍前の日常が戻りつつあることが実感できました。昨年秋には大洲城天守閣の内部で開催した「お城deコーラス思ひ出事業」では、大洲市きらめき大使のたきのえいじ先生やかとうれい子さんをはじめとしたゲストと大洲市内の中高生にご参加いただき、城内に皆さんの思いのこもった歌声が響き渡りました。現在の中学生や高校生の皆さんは、コロナ禍の影響により各種行事の中止や行動の制限など長い間我慢を強いられてきましたが、音楽会の開催により、多くの皆さんの笑顔を拝見することができ、大変うれしく思いました。 また、さまざまなスポーツで日本人選手の活躍があり、本市でもなわとび世界大会に出場した芳我琉衣さんが、団体2種目で世界一位という快挙を成し遂げられました。少子化による生徒数の減少の影響で学校の部活動もさまざまな問題を抱えています。子供たちのスポーツ・文化芸術に親しむ環境を維持するため、本市におきましても、部活動改革を推進し、軟式野球とカヌーの地域スポーツクラブの実証実験をスタートしています。地域部活動の導入で、普段の部活動では難しくなっている大人数での練習や、新しいスポーツに挑戦できるよう、持続可能な取り組みを行い、大洲市の将来を担う子供たちがふるさと大洲を誇りに思い、将来に夢と希望を持てる大洲らしさのある教育を進めてまいります。 令和7年1月11日に大洲市合併20周年という節目を迎えるにあたって、本年は各種記念事業を実施してまいりたいと考えております。市民の皆様におかれましても、各種事業へご参加いただきますようお願い申し上げます。 一方で、近年、気候変動により毎年、日本のどこかで災害が発生している状況です。平成30年の豪雨災害以降、国・県において推進していただいております河川激甚災害対策特別緊急事業も、間もなく完了する見込みです。今年もより安全で安心なまちづくりに向けて邁進いたします。今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 結びに、本年が市民の皆様にとりまして希望に満ちた輝かしい一年となりますよう心から祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。 令和6年1月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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大洲市白滝 戒川地区での林野火災について、大洲市災害対策本部からご報告いたします。 今回の林野火災につきましては、愛媛県においても災害対策本部を立ち上げていただき、市と県で情報共有を図りながら、災害対応を進めてまいりました。今月1日の火災の発生以降、自衛隊、愛媛県、県内の消防隊、各自治体の防災ヘリのご支援・ご協力をいただき、懸命に消火活動に取り組んできたところであります。自衛隊機や防災ヘリによる散水作業、さらには、消防団員と消防隊員による地上での消火作業により、鎮火に至ったものであります。特に、自衛隊の迅速かつ献身的なご支援、ご協力により、火災の拡大を抑制できたものと考えております。 消火活動に当たっていただいた皆様をはじめ、ヘリからの散水による消火活動のために、野村ダムの取水にご理解をいただいた利水者の皆様、交通規制にご協力いただいた地元の皆様、並びに関係いただいたすべての皆様に心から厚くお礼を申し上げます。 一方で、消火活動に伴い発生した上水道の赤水につきましては、地域住民の皆様に大変ご不便をおかけしたところでありますが、検査において安全性が確認されましたので、昨日、17時30分に制限を解除したところであります。応急給水活動においては、給水車両の確保にご尽力頂きました「国土交通省」、給水所の設置にご協力頂きました「JR四国」並びに資機材や人員の確保、運営に至るまで、ご協力を頂きました「大洲市管工事協同組合」の皆様に感謝を申し上げます。 最後になりましたが、地域住民の皆様には、慣れない避難生活で、さぞかし不安な日々を、過ごされたことと思います。皆様方のご協力によりまして、自衛隊機による散水作業など、効果的な消火活動が「鎮火」につながったものであります。また、避難所開設に当たっては、地元の自治会長、公民館長をはじめ地域の皆様にご支援をいただき、感謝を申し上げます。 関係いただきました皆様に改めて感謝とお礼を申し上げ、私からの報告といたします。
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あけましておめでとうございます。市民の皆様には、輝かしい初春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、平素より市政の各分野にわたり、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年5月の市長選挙におきまして、引き続き2期目の市政を担わせていただくことになりました。依然として新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、世界情勢不安や円安の影響を受けた物価の高騰により疲弊した地域経済、激甚化・頻発化する自然災害、少子高齢化・人口減少問題等、市民の皆様の安心できる生活のために乗り越えていくべき課題は数多くあるのが現状でございます。“従来通り”が通用しない、“待ったなし”での対応が求められる状況ですが、スピード感を持って市民の皆様と共に、「チームおおず」で幸せを実感できるまちづくりに取り組んでまいります。 そのような中、昨年秋には愛媛県で初となる「第14回観光庁長官表彰」の受賞や国際認証の「世界の持続可能な観光地2022 TOP100」に選定されるという大変喜ばしい出来事がございました。これは、町家や古民家、文化財などの歴史的資源の保全と観光資源としての活用が両立している持続可能な観光地として国内外から高く評価されたものであります。今後も引き続き大洲市の魅力を効果的に発信し、より多くの方々に大洲市へお越しいただいて、経済を循環させ、将来にわたって持続可能で魅力あふれるまちづくりを推進してまいります。 また、大洲市公式ホームページでのAIチャットボット(AIによる質問の回答)や大洲市LINE公式アカウントの運用により、必要としている方に必要とする情報の提供を始めています。今年からはさらに、マイナンバーカードを利用した住民票の写し等の各種証明書がコンビニエンスストア等で取得できる「コンビニ交付サービス」や、市役所窓口で申請書に氏名や住所等を記入することのない「タッチパネルを使用した証明書発行サービス」をスタートさせます。市民の皆様がデジタル“も”活用し、利便性の向上や行政の効率化を実感できるようデジタル・トランスフォーメーション(DX)推進を図ってまいります。 本年は「癸卯(みずのとう)」にあたり、「これまでの努力が花開き、実り始める」といった縁起のよさを表しています。平成30年の西日本豪雨災害以降、再度災害防止を目的として推進している河川激甚災害対策特別緊急事業も、国土交通省並びに愛媛県のご尽力により順調に進捗しており、今年の出水期前には東大洲から下流が完成する見込みです。今年もより安全で安心なまちづくりに向けて邁進いたします。今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 結びに、今年一年が市民の皆様にとりまして幸多きものとなりますよう心から祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。 令和5年1月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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このたびの大洲市長選挙におきまして市民の皆様の温かいご支援を賜り、引き続き市政二期目の重責を担わせていただくこととなりました。皆様からお寄せいただきました信頼と期待にお応えするため、私がこれまで、まちづくりの基本姿勢として掲げてきた4つの「C」に、市民の皆様と手を取り合って新たな価値を創造していくという意味を込めて「コ・クリエーション(共創)」のCを加えた「5つのC」をまちづくりの基本姿勢として、将来にわたって持続可能で魅力あふれる大洲市づくりに取り組んでまいりたいと思います。 特に、「復旧・復興と安全安心のまちづくり」「活力あるまちづくり」「健やかに暮らせるまちづくり」「誇れる郷土のまちづくり」「住み続けたいまちづくり」を推進していくため、平成30年7月豪雨災害からの復興計画の推進、肱川緊急治水対策事業の推進、防災・減災対策の拡充、地域資源を活用した観光まちづくりの推進、健康づくりと健康寿命の延伸、子育て支援の拡充、グローカルな視野を持った人材育成、文化・芸術・スポーツの振興、ウィズコロナ・アフターコロナ時代への対応、デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進、移住・定住施策の推進に取り組み、「住んでよし」「訪れてよし」の、次の世代においても住み続けたいまちづくりを進めてまいります。 市民の皆様と共に力を合わせ、「チームおおず」で災害からの復旧・復興を成し遂げるとともに、SDGsの推進で、市民の皆様が幸せを実感できる「ウェルビーイング」なまちとなるよう全力で取り組んでまいります。今後とも一層のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 令和4年5月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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あけましておめでとうございます。市民の皆様には、輝かしい初春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。 昨年は、感染力が非常に強い新型コロナウイルスの「変異株」による感染が拡大し、県内においてもピーク時には1日当たり100人を超える感染者が確認される状況に陥りました。そのような中で、喜多医師会、薬剤師会をはじめ、医療関係者や市民の皆様のご協力により、対象者の約86%を超える人に2回のワクチン接種を終えることができました。皆様のご協力に心から感謝を申し上げます。このワクチン接種の促進や感染回避行動の徹底により10月以降は感染者が減少傾向となりました。今後も正しいマスクの着用やこまめな手指消毒・換気など基本的な感染防止対策を徹底しながら、ウィズ・コロナを念頭に日常生活と疲弊した地域経済の早急な回復に力を注いでまいります。 今年は、新しい肱川橋が開通し、延期された復興イベント「えひめ南予きずな博」が開催され、8月には肱川の河川敷にステージを設置して屋形船などから音楽を楽しむ新しいスタイルのイベントも計画されています。平成30年7月豪雨から3年半が経過し、災害公営住宅の整備が終わり、肱川緊急治水対策による堤防整備が進んでいます。しかし、気候変動により激甚化・頻発化する自然災害への備えに終わりはありません。引き続き、治水対策と地域防災力の強化を図ってまいります。 また、市内全域で光ファイバ網の整備が完了します。是非、多くの皆様にご利用いただき、デジタル技術も活用して市民生活をより良いものにしていかなければなりません。デジタル・トランスフォーメーション(DX)を推進するなかで、「市民生活がストレスなく幸せを感じられる環境づくり」「ふるさと大洲で自信をもって安心して生活できる大洲のこれからのあるべき姿のマインドづくり」「大洲市出身です!と若者が胸を張って言えるようなオンリーワンのまちづくり」の実現に向けて取り組みます。コロナ禍の影響により、テレワークやワーケーションなど新しい働き方改革が進んでいるこの機会に、大洲市の豊かな自然、歴史・文化、食や営みなどの魅力を発信して「大洲へのファン」を増やしていくと共に、次の世代においても住み続けたいと思える持続可能で魅力あふれる大洲市を目指してまいります。今年も一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 今年一年が市民の皆様にとりまして幸多い年となりますよう心からご祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。 令和4年1月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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あけましておめでとうございます。市民の皆様には、輝かしい初春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。また、平素より市政の各分野にわたり、格別のご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年は、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、国内でも緊急事態宣言が発令されるなど、経済活動や日常生活に大きな影響を受けた1年でありました。現在も、新型コロナウイルス感染症に対して細心の注意を払わなければならない状況に変わりありませんが、感染症対策の各種ガイドラインに沿いながら工夫を凝らして事業展開をいただいております皆様に心から感謝を申し上げます。市民の皆様には、日々の体調管理に十分にご留意いただき、マスクの着用、こまめな手洗い、3密の回避など基本的な感染症対策の継続をお願いいたします。 一方で、昨年も梅雨前線による令和2年7月豪雨や台風10号の接近などにより、全国各地で甚大な被害が報告されています。このように近年は、気候変動の影響により激甚な災害が頻発化する状況となっており、気候変動を踏まえた治水対策を関係者が協働して行う「流域治水」の推進が必要不可欠となっています。現在、肱川水系でも協議会を設置して、流域治水プロジェクト策定に取り組んでいるところです。肱川緊急治水対策による築堤工事等の早期完成を目指すと同時に、国、県、流域自治体等と連携してハードとソフトが一体となった事前防災の取組みを加速していかなければなりません。 また、令和2年3月に「肱川かわまちづくり計画(第1期)」が登録されました。肱川流域の文化財や地域の歴史を生かしながら、緑豊かな肱川の風景と育まれた文化、流域で息づく営みを未来へとつなげるため、治水対策や防災・減災対策に取り組むと共に、肱川の魅力を最大限に活用したまちづくりを進めてまいります。 今年は、延期された東京オリンピック・パラリンピック、愛媛県内では、復興イベント「えひめ南予きずな博」が開催されます。平成30年7月豪雨からの復興は、まだ道半ばであり、引き続き復興事業に取り組むとともに、アフターコロナを見据えて、地域の歴史、伝統や文化、自然などの魅力を全国にPRすることで「大洲ファン」を増やし、移住や定住につなげ、将来にわたって元気な地域づくりを進めていきます。 新型コロナウイルス感染症の発生は、従来の生活のあり方の見直しを始め、経済、労働、教育、地域活動など、様々な分野や社会システムにおいて、大きな転換点となり、新たな出発点になると捉えています。私たちは、ウイズ・コロナの時代を未来に向けた変革の時にしなければなりません。 当市といたしましても、感染症対策を通じて明らかになった諸課題の解決に迅速に取り組み、デジタル化の推進や環境問題など社会の変化に適応し、将来を見据えた教育・医療の充実と経済の再生を図り、安全で安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。 今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 令和3年1月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
平成30年7月7日、西日本を中心に広範囲にわたる記録的な豪雨により、肱川流域の風景を一変させ、甚大な被害をもたらしたあの災害の日から2年が経過いたしました。この未曽有の災害に遭遇し、非業の死を遂げられた方々の無念さや、最愛の人を亡くされたご遺族の心情を拝察すると、言葉を失います。どんなに月日が流れても、最愛の肉親を突然失われたご遺族の深い悲しみは、癒えること はありません。改めて心からお悔やみを申し上げます。一方で、この2年間、市民の皆様の大変なご努力と全国各地からのご支援、そして国や愛媛県をはじめとした関係機関のお力添えのお陰で、様々な復旧・復興事業が進められ、まちの賑わいが戻りつつあります。ご尽力を賜りました全ての皆様に、深甚なる感謝の意を表します。 大洲市では、市民生活と経済・産業の再生を図ると共に、二度とこのような被害を起こさない、災害に強い大洲市を創ることを第一に、防災力を向上させる取り組みを進めてまいりました。現在、肱川では、築堤や堤防の嵩上げ工事が進められています。この肱川緊急治水対策事業が完了すれば、平成30年7月豪雨災害と同規模の洪水に対応できるようになります。 しかしながら、昨年も台風19号の襲来により、関東甲信越・北陸・東北地方の広範囲にわたって河川の氾濫や堤防決壊による甚大な浸水被害が報告されています。また、本年も今月に入り熊本県を中心に九州南部を襲った豪雨による球磨川の氾濫や土砂災害などにより、またも尊い命が犠牲となる、大変心を痛めるニュースがあり、全国各地で梅雨前線による豪雨が続いています。 近年は、毎年のように大規模な災害が発生しており、頻発する自然災害に対応するためには、国を挙げて一層の防災・減災対策に取り組むとともに、私たち一人ひとりも、災害への備えを講じていく必要があります。災害の記憶を決して風化させることなく、次の世代に語り継ぎ、大規模な災害が今後も起こりうることを想定した備えを行い、災害時に犠牲者を出さない、被害を最小限に抑えるために、市民一丸となって努力し、そして、早期の復旧・復興を成し遂げ、災害に強く安全で安心して暮らすことができるまちづくりに引き続き全力で取り組んでまいります。 結びに、災害によりお亡くなりになられた方々の安らかなるご冥福をお祈り申し上げます。 令和2年7月7日 大洲市長 二 宮 隆 久 |
新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中が危機的状況に陥っています。愛媛県も例外ではありません。感染を拡げないためにマスクを着用する、適切・こまめな手洗いの励行、3つの「密」を避けて外出するなど、私たち一人ひとりができることを徹底して行っていくことが大切です。
また、目に見えないウイルスのため、不安な気持ちがあろうかと思いますが、感染された方やそのご家族、関係者の皆さんが辛い思いをすることがあってはなりません。決して誹謗・中傷するようなことは行わず、地域社会や人の輪から遠ざけるような振る舞いを行わないようにお願いします。 私たち大洲市民は、平成30年7月豪雨災害以降、「がんばろう!大洲」をスローガンに、市民一丸となって復旧・復興に取り組んできました。この災害で培った「人の絆」や「地域で協力する力」を発揮して、他人を思いやる気持ちを忘れず、「チーム大洲」で感染症対策に取り組んでいきましょう。 令和2年4月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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あけましておめでとうございます。市民の皆様には、輝かしい初春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。また、平素より市政の各分野にわたり、格別のご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 昨年は、改元により新しい「令和」の時代が始まりました。この元号には、「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができるように」との願いが込められています。 大洲市では、この元号の由来を胸に刻み、令和元年を復興元年と位置付けて、西日本豪雨災害からの早期復興を第一に復旧・復興事業に取り組んだ一年でありました。 全国各地からのご支援と市民の皆様の懸命なご努力のお陰により、少しずつまちの賑わいを取り戻すことができておりますことに、心から感謝を申し上げます。しかしながら、災害の爪痕は様々な形で色濃く残っており、今後も市民生活の再生と経済・産業の再生に向けて復興の歩みをさらに加速していく所存でございます。 肱川の治水対策では、鹿野川ダム改造事業が完成してトンネル洪水吐の運用が開始され、肱川緊急治水対策による築堤や堤防の嵩上げ工事も進んでいます。肱川水系河川整備計画の変更手続きも実施していただき、再度災害防止対策と肱川の治水安全度向上を目指した取り組みが促進されました。 一方で、昨年10月の台風19号では、中部・関東甲信越・北陸・東北地方の広範囲にわたって河川の氾濫や堤防決壊による甚大な浸水被害が報告されています。近年は、毎年のように記録的豪雨が発生しており、もはや異常気象ではなく、常態化しているのではないかと感じています。このような気候変動に対応するために、国全体で一層の防災・減災対策を講じていかなければならないと考えております。 今年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催により、世界から日本が注目されるとともに、多くの外国人が日本を訪れる年となります。観光案内所やトイレ、案内やおもてなしをする人材など、受け入れ体制を整えるとともに、町家や古民家等の再生など、本市の魅力をさらに高め、肱川流域の豊かな自然や長浜大橋、臥龍山荘、如法寺、大洲城などの文化財と市内の素晴らしい産品の価値を広く発信する年にしなければなりません。 そして令和の時代を担う子供たちに、薫り高い文化や歴史、美しい自然を引き継ぎ、若者たちが希望をもって、それぞれの花を大きく咲かせることができる、夢を叶えることができる地域づくりに取り組んでいきたいと考えています。災害に強く、安心して定住できる、移住先や来訪先としても選んでいただける大洲市を目指して復興の歩みを進めます。今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 今年一年が災害のない平穏な年となり、市民の皆様にとりまして幸多い年となりますよう心から祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。 令和2年1月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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平成30年7月の西日本豪雨では、大洲市内でも4名の尊い命を失い、家屋や事業所の浸水、損壊の被害だけでも約3,900棟(7月末現在)におよび、浸水面積も推計で約1,400haと過去に経験のない甚大な被害が発生いたしました。亡くなられた方々に哀悼の誠を捧げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。 応急復旧活動では、自衛隊をはじめ、国の各省庁、愛媛県、県内外の自治体職員の皆様、多くの団体の皆様、ボランティアの皆様などにご支援をいただきました。また、心温まるメッセージ、義援金、救援物資などをいただき、ふるさと納税でも多くの方にご協力を賜っています。ご支援、ご協力をいただきましたすべての皆様に深甚なる感謝の意を表します。 発災後は、直ちに救助活動、孤立集落の解消、避難所の開設と運営、水道の復旧、防疫活動、災害ごみの収集に力を尽くしてまいりました。同時に、住宅の確保、被災者の皆様への支援施策の整理などを行い、災害復旧に必要な予算を編成させていただきました。そのような中で、市民の皆様が復旧に向けて、共に汗を流している姿に、私自身「負けてたまるか」と励まされ、復興に向けての気持ちを強くしたところです。 8月に入り、「うかい」やJRの「伊予灘ものがたり」の再開など少しずつ明るい兆しも見えてまいりました。これから本格的な復興に向けて一歩ずつ進んでいかなければなりません。完全な復興までには、長い道のりになると思っています。 市民の力を結集した「チームおおず」で、この災害による難局を乗り超えるため「がんばろう・大洲!」を合言葉にして、安全で安心して住み続けたいと思える大洲市を創るために全力で取り組んでまいりますので、市民の皆様方の力強いご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。 平成30年8月 大洲市長 二 宮 隆 久 |
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このたびの大洲市長選挙におきまして市民の皆様の温かいご支援を賜り、市政の重責を担わせていただくこととなりました。皆様からお寄せいただきました信頼と期待にお応えするため、清水前市長が掲げてこられました「3つのC(チェンジ、コラボレーション、チャレンジ)」に、市民の皆様との対話と情報発信の意味を込めました「コミュニケーション」のCをプラスした「4つのC」をまちづくりの基本姿勢として、未来に夢を持ち、郷土に誇りを持てる活力ある大洲市を目指して全力で取り組んでまいります。 特に、「健やかに暮らせるまちづくり」「活力あるまちづくり」「安全・安心のまちづくり」「誇れる郷土のまちづくり」「住み続けたいまちづくり」を推進していくため、健康寿命の延伸、産業振興と雇用の創出、交流人口の拡大、肱川の治水対策をはじめとした社会基盤の整備、防災減災対策の充実、ふるさと大洲を愛する人づくりと教育の振興、文化・芸術・スポーツの振興、地域の豊かな自然や魅力を活かした地域づくりに力を注いでまいります。 市民の皆様とともに力をあわせ、市民の皆様と一丸となった「チームおおず」で、「人・自然・文化がきらめくまちづくり」を進めてまいりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。 平成30年5月 大洲市長 二 宮 隆 久 |